水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

日ロ地先沖合協定交渉 来月2日まで東京開催

2016-11-27 12:42:03 | ニュース

 来年1月からの日本・ロシア双方の200海里内における操業条件を決める「日ロ漁業委員会 第33回会議」が28日から来月2日まで5日間の日程で東京の農水省で開かれる。

 昨年の交渉では、日本漁船の操業条件が相互入漁分6万3,455.9㌧(サンマ、イカ、スケソウ、マダラなど)、546隻、協力費4億1,814.4万円。有償入漁分1,044.7㌧、22隻、見返り金3,368.4万円で妥結した。

 北海道の出漁者団体は、年内の一括妥結、漁獲割当量の確保、協力費の軽減などを重点に、サンマの混獲(イワシ混入)問題解決、入域の際に使用するアルゴス機器の使用継続などを国に要望している。


岩手県秋サケ漁獲(11月20日現在) 126万7千尾と前年比83%に回復、金額は前年上回る

2016-11-27 12:38:58 | ニュース

 本道を上回る不漁が続いていた岩手県の秋サケ漁獲が11月上旬から中旬にかけ一挙に上昇し、漁獲尾数は前年対比83%、金額は同102%まで回復した。

 岩手県農林水産部水産振興課によると、11月20日現在の秋サケ漁獲は、尾数が126万7千尾と前年同期の83.1%、前旬に比べ45万尾増加した。ただし、平均目回りが2.79㎏と前年同期を6.7 %下回っているため、重量では3,529㌧と同77.5%にとどまっている。

 全国的な不漁で㎏単価は782円と前年同期より36.6%も高いため、金額では24億7,900万円、同102.2%と前年同期を上回っている。


北海道秋サケ沿岸漁獲(11月20日現在) 最終3割減の2,300万尾、金額は500億円ギリギリ?

2016-11-27 12:37:28 | ニュース

 本道沿岸の定置網漁がえりも以西の一部を除きほぼ全道で終漁を迎える中で、秋サケの漁獲は前年比3割ダウンの2,300万尾台にとどまる大不漁となっている。道漁連の日報でも最終的に7万5千㌧程度で終わり、平成に入り最低の水揚げが確実となった。

 道連合海区漁業調整委員会の速報によると、11月20日現在の漁獲尾数は2,320万尾で前年同期の70%と約980万尾下回っている。その分、1尾当たり単価が2,132円と24%も上昇しており、金額は494億6千万円と前年同期の87%。500億円達成は微妙なところ。