新型コロナ感染防止の「緊急事態宣言」のもと、世の中は自粛ムード一色ですが、食品の売場は休業要請を受けていません。
しかし、生鮮・高級の分野では相当に消費のブレーキが効いて、活気は今ひとつ。生活スタイルの転換で「巣ごもり」消費が
めだち、通販や宅配の分野は伸びているようです。
水産物の流通も一工夫が必要で、長期化する新型コロナとの「共存」に慣れながら、経済活動を模索する必要があるようです。
さて、2020年5月号は、はやり新型コロナ対策がトップに来ますが、改正漁業法に基づく海面利用ガイドラインの問題、地域の
雇用や景気に直結する水産公共事業の動向、そして春の叙勲を受けた方々の紹介など…ちょっと堅い印象ですが、その他にも楽
しい話題がいっぱいです。
例えば、来遊が増えているブリの利用、新たな養殖ブランド「余市ムール貝」「檜山海扇(ハイシェン)」、ユニークな魚屋さ
んや回転寿司調査の紹介などこんな状況だから面白い記事に注目です。
※最終校正時のゲラなので、印刷段階では直しが入っています。(発行日は5月15日、発売日は5月8日です)