全国のサンマ水揚げは10月末で前年の6割にとどまっているが、11月に入り10日までに5,200㌧を水揚げするなど、漁獲が上向いている。全さんま(全国さんま棒受け網漁業協同組合)によると、10月末の全国サンマ水揚げ料は1万2,900㌧で前年同期の61%となっている。単価(10㎏当たり)は5,937円で、前年同期の約1.5倍に高騰し、水揚げ金額は76億6,600万円(前年比94%)となっている。
道内の水揚げは7,910㌧で前年の51%。単価(10㎏当たり)は6,406円で同1.6倍。金額は50億6,950万円で同81%となっている。このうち、サンマ水揚げ日本一の花咲は6,340㌧、厚岸が1,410㌧と続き、釧路は140㌧、浜中は20㌧と振るわなかった。
漁業情報サービスセンターによると、11月の全国サンマ水揚げ量は10日までに5,200㌧を突破し、9日には今シーズン最高の1日約2,200㌧の水揚げがまとまった。その分単価は497円/㎏と500円前後に落ち着いてきた。本道にも花咲、厚岸に1,400㌧余りが水揚げされている。