水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

道内沖底の現状と課題 道機船連の全員協議会

2015-07-24 09:36:33 | ニュース

 道機船連(山田邦雄会長)の平成27年度全員協議会が23日午後1時30分からポールスター札幌で開かれ、会員の沖底船主やメーカー関係者ら100人が出席して26年度・27年度上半期水揚げ状況、TAC消化、ロシア生産状況、当面の課題と方策、ロシアと韓国市場情報、販売事業の取組などついて報告を受け、全底連・富岡啓二会長の講演を聞いた。
 その中で、26年度の道内沖底の漁獲数量は、ホッケ、イカナゴなどの減少で前年の2割減の16万トン余りとなったが、漁獲金額はスケソウ、ホッケの魚価が好転し平均単価が前年比3割アップのキロ106円と持ち直し、直近5年間では最高の同2割増の171億円となった。スケソウの魚価(キロ66円)は国内生産量とすり身在庫の減少、すり身価格の上昇が続いていることが要因で、ホッケは3年目を迎える道北系群の自主規制と全道的な不漁で魚価がキロ161円と高騰した。
 27年上半期(1~6月)は、スケソウ魚価が前年比16%上昇し、ホッケは生産量が半減、高級魚と話題になるほど魚価(キロ213円、74%増)が上昇している。全道にみると総漁獲量は6万7千トンでほぼ前年並み、スケソウの漁獲量増加(14%)と魚価上昇で、金額的には76億円(15%増)となっている。
 当面の課題では、道内沖底漁船の現存36隻中、船齢25年以上が10隻あり、この更新が早急に必要とされた。いわゆる新世丸事業以来の新造船は20隻を数え、平均船齢は15年余と比較的若いが、残る16隻の代船建造が求められる。

全国沿岸漁民連絡協議会(準備会)結成総会 資源減少にブレーキ、家族漁業を守る

2015-07-22 12:57:35 | ニュース

全国から60人が出席

 北海道から沖縄まで資源を守る沿岸漁民の全国組織として「全国沿岸漁民連絡協議会」(準備会)の結成総会が18日午後から築地市場厚生会館で開かれ、約60人が出席して漁業者の要求を取りまとめ、あらゆる政党や水産庁、全漁連に働きかける方針を決めた。
 この協議会は、カツオ・マグロ漁業での来遊量減少と資源管理をめぐる問題など様々な課題に直面している沿岸漁業を守るため、全国組織を結成したもの。沿岸漁業・家族漁業の関係団体および個人を正会員とし、政治活動を制約しないことや全員一致の議決を原則とする。インターネットで会員への連絡網、ニュース配信のほか、一般市民にも活動を広報する。会員数は現状1,500人程度が見込まれ、さらに増やしていく。

選出された役員(代表世話人ら)


全国JF共済担当者研修会 歯舞漁協が全戸訪問の成果を実践報告

2015-07-22 12:51:19 | ニュース

全国から200人余が出席
 チョコー、くらしなどJF共済で浜を支える共水連(鎌田光夫代表理事会長)は、17日午後から東京ドームホテルで「平成27年度全国JF共済担当者研修会」を開き、共済推進の第一線で活躍する200人を超える漁協職員が出席して知識と絆を高めた。研修会には本道からも40人余が参加し、歯舞漁協が40年続いている集中推進の成果を明らかにする実践報告を行った。

歯舞漁協の伊藤氏が実践報告

北見・宗谷管内組合長会が道に支援を要請 ホタテ被害の漁場造成、調査、稚貝放流

2015-07-22 12:47:28 | ニュース

 低気圧によってホタテ漁業に甚大な被害が出たオホーツク海沿岸への支援を求め、北見管内および宗谷管内の漁協組合長会は17日午前、山崎峰男水産林務部長に漁場の再造成、被害調査、ホタテ貝再放流などへの助成を要請した。
 道庁を訪れた阿部滋北見管内漁協組合長会会長、山川憲治宗谷管内漁協組合長会会長が山崎部長に要請書を手渡した。

2015年7月17日発行/北海道漁協系統通信6096号

2015-07-16 17:30:45 | 系統通信
道議会水産林務委員会で28年度国費予算要望
ロシア水域サケ・マス流し網の支援などを重点に

道議会予算特別委員会でホタテ被害、サケ・マス問題を質疑
ホタテ水産加工の経営・雇用、流し網禁止後の地域振興策を

道マリンビジョン21促進期成会総会
厚岸に道開発局長賞、利尻に期成会会長賞
新会長に森利男苫前町長、新副会長に酒井芳秀新ひだか町長

18、19日道内初!「養殖岩牡蠣」を奥尻室津祭りで販売

釧路棹前コンブ値決会
1等前年比98.7%で妥結 裾物の値下がり顕著に

24日全道漁協職員大会 25日スポーツ競技大会