水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2024年(令和6年)9月6日(金)発行/北海道漁協系統通信第6818号

2024-09-07 22:01:47 | 系統通信
道議会水産林務委員会
令和7年度概算要求 水産基盤867億円、道関係284億円
ホタテ異変、各地で要因不明の採苗不振、稚貝の確保が課題に

第1回コンブ生産安定対策検討会議
太平洋側の天然コンブ資源の早期回復図る
短期的、中長期的2つの視点でコンブ資源回復を

公海サンマ漁スタート好調
8月末で2,600㌧超と前年の4.5倍の水揚げ
走り好調500㌧以上3日間、魚体良く価格74%アップ

海区漁業調整委員会委員の募集 各15名、任期4年

道定置漁業協会と札幌消費者協会が秋サケセミナー

北水協会が令和5年度水産研究助成事業報告作成

ALPS処理水対策・処分実行の関係閣僚会議
支援策の成果を確認、販路拡大、水産業の持続化を

秋サケ解禁 静かなスタート 水温が下がる9月下旬から本格化?

2024-09-07 21:30:01 | ニュース
 

 本道沿岸の秋サケ漁は、日本海北部からスタート。稚内地区で8月30日、31日で定置網の操業が始まったが、十数尾の漁獲にとどまった。その後、9月2日から親魚捕獲のため自主規制をしていた太平洋のえりも以東の大樹、3日から大津、さらに日高、胆振、留萌でも序盤の漁が始まった。

 

 日本海中部の石狩湾漁協では、9月2日陸網だけで網を起こし、49尾の漁獲に終わった。石狩湾本所と厚田と合わせ、11㌧以上(3,800尾余)の豊漁だった昨年の初水揚げとは様変わりの状況。3日、4日に沖網を入れ、5日に石狩湾本所の4ヵ統を2隻の起こし船で操業、合わせて230尾程度にとどまった。秋サケの魚体は小型で、カレイ類など他魚種の混獲も多かった。組合では序盤は様子見をしながら操業し、下旬から水温が下がった海況でペースアップを狙う考えだ。
 9月15日からは石狩市三大秋まつりが予定されており、15日浜益、23日厚田、28〜29日に石狩で秋サケの食文化をメインにしたイベントを挙行する。

 


公海サンマ漁スタート好調 8月末で2,600㌧超と前年の4.5倍の水揚げ 走り好調500㌧以上3日間、魚体良く価格74%アップ

2024-09-07 21:15:50 | ニュース


 8月10日に解禁された北太平洋公海のサンマ棒受け網は、17日に続いて23日、29日に500㌧の水揚げがまとまり、花咲を中心に前年を大幅に上回るペースとなっている。
 漁業情報サービスセンターによると8月末までの全国水揚げは2,611㌧で、前年同期の4.5倍に達した。㌔単価は809円で同じく74%増。漁獲されたサンマの組成で110g以上が多く、ジャミばかりだった昨シーズンの走りとは様変わりしている。
 今シーズンは大型船45隻、中型21隻、小型31隻が出漁する予定で、主要港の花咲には1週間サイクルで大型船、中型船の入港が相次ぎ、道内では厚岸、本州では大船渡、気仙沼、女川、釜石にも水揚げされ、加工流通の評価が高かった。大型船は平均で16㌧台の漁獲があるようで、前年より10日間解禁を早め、公海の漁場に向け㌧数階層の区別をしない一斉出漁としたことが好調につながっている。
 累計でも花咲が2,159㌧で全体の8割以上を占め、前年8月分に比べ4.3倍。㌔単価も786円で7割アップとなっている。
 そのほか、厚岸が176㌧・619円で、数量3.4倍、価格7割アップとなっている。また、大船渡が160㌧・993円、気仙沼が48㌧・1,349円、女川が42㌧・1,146円、釜石が26㌧・1,003円と本州主要港は㌔1千円前後の高値で取引されている。
 台風明けの9月にも同様の水揚げが続くのか、注目される。公海はNPFC(北太平洋漁業委員会)で各国の漁獲上限が決められているが、いぜん漁獲が過熱しており、日本漁船が利用する公海および200海里内の資源への影響が心配される。

2024年(令和6年)8月30日(金)発行/北海道漁協系統通信第6817号

2024-09-02 15:23:45 | 系統通信
秋サケ資源対策検討会議が提言の最終とりまとめ
環境変動に適応したふ化放流の「地性地策」進める

秋サケ親魚確保へ 渡島・胆振・えりも以東・根室で自主規制

第27回JF道女性連役員との共済推進協議会
女性疾病入院特約の契約者増、ノリコー加入への協力呼びかけ

道女性連 令和6年度第2回地区会長会議
浜のおかあさん料理教室、女性部研修大会開催要項を協議

釧路第1回昆布共同値決会 前年比27%高で妥結

道漁港漁場協会が中央要請 水産基盤整備予算の確保求める