やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

枝吉保育所裁判

2008-05-28 | ストップ!公立保育所民営化

 20日、そして今日27日、神戸市を相手取って保護者たちが立ち上がった枝吉保育所民営化をめぐる裁判の証人尋問が、神戸地裁で行われ、傍聴してきました。2日とも傍聴しましたが、率直に感じたことは、この2日間の審理の中で、民営化そのものに大きな問題があるということが浮き彫りになったのではないでしょうか。裁判の内容に関しては差し控えますが、今日証言台に立った原告団長をはじめとした8人の保護者たちの証言は、とても胸を打つものばかりだったと思います。特に、私も保育所に子どもを預ける親の一人として、とてもいたたまれない気持ちでそれぞれの方の証言を聞かせていただきました。「自分たちと同じ思いを持つ保護者を、これ以上増やしたくない。これからもたたかい続ける」と原告団長は語っていました。

 文字通り保育所の保護者の支柱として尽くしてきた原告団長をはじめ、証言した保護者全員の”子どもを守りたい”という一途でまっすぐな気持ちに、頭の下がる思いです。ほんとに多くを学ばせていただいています。また、裁判でたたかってこられたすべての保護者・関係者の皆さんのたたかいを無にしないためにも、議員としてしっかりと応援していかなければと気持ちをあらたにしました。すべての子どもたち、そして保護者たちのためにも何としてもこの裁判、勝ってほしいと、子を持つ親の一人としての思いです。


守ろう、須磨海岸の自然環境

2008-05-26 | 環境・自然

 更新がストップしてしまいました。いろんな方から、早く更新をと励ましやおしかりの声をいただきました。いろいろご心配をおかけしました。今日から、再開します。

 先日、須磨海岸の自然観察会に参加してきました。今年は須磨駅の東側、赤灯台付近まで歩きました。ハマヒルガオがちょうど見ごろ。また、ハマボウフウなど大阪湾の中でも須磨海岸でしか見られない希少種もあるとのことで、それだけ須磨海岸がより自然に近い形で残っている数少ない海岸であることを実感しました。しかし、これら海岸の植生も海水浴シーズンまで。海の家の建設とともに重機によって荒らされ、多くが抜かれてしまうそうです。
今年、須磨海岸の条例ができました。しかし、関係者の意見調整は決して十分ではありません。私たちの提出した、関係者の意見調整を図るための修正案は否決されました。今回、須磨の海岸植物の植生を観察しましたが、海岸の植生や自然環境について保護や啓発など“自然”としての須磨海岸を保全する担当の部門もやはり必要だと感じました。今後も、須磨海岸の問題はみんなで考えよりよい方向へと改善をはかる必要があると思います。そのための十分な機会は保障されるべきだと思います。