先日、難病団体の方々との懇談会があり、出席していました。市会議員はほとんどの会派から出席し、意見交換をしました。初めての参加でしたが、それぞれの病気をお持ちの方々のお話をきかせていただき、大変勉強になりました。ふだんの生活でも、大変困難な条件を抱えるなかでの生活であり、とても想像できないほどの苦労をされていらっしゃることが、よくわかりました。救急で中央市民病院に搬送されても、決して安心できる状況にないという話もお聞きしました。入退院を繰り返す中で、修学にもいろいろ問題を抱えているということもお聞きしました。この懇談会で学ばせていただいたことをスタートとして、これから大いに難病問題にも取り組んでいきたいと思いました。
11日から議会が始まっています。17日の本会議では、議案質疑が行われます。18日には福祉環境委員会が開かれますが、すでに陳情・請願がいくつか提出されています。敬老パス問題では、決まった既成事実だけが一人歩きしていますが、やはり納得していないという声は依然強くあります。パスの対象者の方には、ICカード化にともなう「同意書」が送付されていますが、この同意書が、受け取った方にとっては”有料化に同意を求めるものではないか”との誤解を与えかねない内容になっており、神戸市からの「同意書」が送られてきてから”これはどうしたらいいのか?”との問い合わせが私のところにも多く寄せられています。有料化、まだまだ問題が多いです。また、子育て問題や医療の問題など課題が多いです。がんばります。
先日、市営住宅問題で市会議員団として相談会を開きました。市営住宅家賃の改定が計画されており、先月パブリックコメントが行われていたものです。計画では、公営住宅法の施行令が改定されたのに伴って、神戸市に裁量権のある利便係数も変更し、さらに家賃の減免方法まで変えようというものです。これによって多くの世帯が、家賃の値上げとなることが予想されています。相談会には多くの方が来られましたが、私が応対させていただいた方の家賃は、計算するといずれの方もだいたい3倍程度に。5年間かけて激変緩和することになっていますが、年金生活の方にとっては、収入は増えないのに負担だけが重くなるばかり。国民健康保険料や介護保険料、後期高齢者医療制度…、あまりにもつらい仕打ちではないでしょうか。
2日の午後、金田みねおさんと宣伝カーで街頭宣伝。区内を巡回しました。名谷駅付近で演説をしていたときのことです。たまたま、物価高の話を始めると「ガソリン下げてくれ!」と通りすがりの男性が声をかけて行かれました。宣伝をしたところでは、どこでもいろんな方が手を振ってくださり、雨模様のうっとおしさが晴れるような思いでした。それにしてもガソリン、高いです。ある運送業の方は、「言葉にならない」と話していました。また、弱いながらも一時持ち直しかけていたケミカルは、このごろ再びばったりと仕事がなくなったという話もよく耳にします。仕事がなく賃金も下がる、一方でガソリンや食料の物価は上がる一方。税金なども負担増。今度は消費税に手をつけようとする有様。消費税を上げても困らないのは一握りの大企業だけ。給料や税金など”負担”は軽くしながら、一方で温室効果ガスは大量に排出。資本主義のあり方を根本から問いただすというテレビ番組や新聞の特集など、最近資本論の中身にまでにまで踏み込んだ企画を目にするようになりました。日本を、せめてヨーロッパ並みの経済活動のあり方へ改革すべき、そんな方向性がはっきり見えてきませんか?