きのう、福祉環境委員会がありました。
福祉局の審査で、あんしんすこやかルームが閉鎖されようとしていることについて聞きました。
写真は、それを報じた新聞記事です。
先日、あるルームの利用者の方々からどうしたものかと相談があり、お話をお聞きしてきたばかりでした。
もともとは震災復興基金事業としておこなわれていたもので、基金事業が終わった後も、県市協調事業で続けられていました。
市内33か所。
いまや、地域の高齢者にとってはなくてはならない存在になっています。
既に地域には老人クラブなど親睦団体はいろいろありますが、そういった団体とともに地域の重要な施設に。
お話を聞いていると、居場所としての重要な役割があるように思いました。
時間が来ると三々五々集まってきて、おのおのが好きなことをしながら過ごす、そういう場だと感じました。
来ることが生きがい、生活そのもの、楽しい、待ち遠しい…そんな思いも口々に語られました。
また、自分でこの場所に出かけてくるということに意義があり、なくなればたちまち外出機会が減ってしまうと、心配されていました。
何とか残したい、そういう思いを受け止めて、形を変えてでも存続できないものか、どうやったら存続できるのか。
自主運営といっても、高齢という問題、場所の問題、そもそもどう運営していくか…課題は山積です。
進む高齢化の中で、高齢者の集える場所、特に独居者が増えているもとで、コミュニティの形成に大きな役割を果たしており、こうした施設や仕組みは、今後ますます求められるのではないでしょうか。
運営費は、年間およそ1億2千万円(神戸市負担はおよそ8千万円)。急ぐべきは三宮巨大開発でしょうか。
こういうところにこそ、必要な予算や資源を投入し、応援すべきではないでしょうか。
今後も、地域の方とも連携し、問題に取り組んでいきます。