やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

子供たちとの会話に癒された1日

2011-03-29 | 日記・エッセイ・コラム

 街頭で訴えていると、自転車に乗った子供たちが寄ってきました。近くに置いていた募金箱を見つけると、さっそく”ちゃりん、ちゃりん”。募金をしてくれていました。街頭で話し終わるまで子供たちは待っていてくれて、学校で募金がどれくらい集まったとか、阪神淡路大震災の話は学校で聞いたとか、いろいろ聞かせてくれました。

震災の問題や原発の事故の問題がいろいろ起きる中で、子供たちとの何気ない会話でしたが、ほっと癒されたひと時でした。

 そのあと向かった先のスーパー前で訴えていると、団地から男性がわざわざ出てこられて「うちは〇票あるぞ。がんばれよ」と。またバイクに乗ろうとしていると、通りすがりの方に「応援していますよ」と声をかけていただいたりで、なんだかとっても嬉しい1日でした。ありがとうございました。

 震災の影響は、いたるところに出始めているようです。ある知人の勤め先では、飲料の紙パックが東北方面で製造されているらしく、製造が止まってしまい商品が入荷しないとのこと。今度のボーナスはないかも…と話していました。だんだんと影響が広がっています。

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防災施設の点検と手入れは日頃から

2011-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

 防災機能をどう高めるのか、問われるときです。先日の建設水道委員会で、ある地域の方々からの陳情について質疑がありました。

質疑の中で、土砂対策として堰堤や土砂を流すための川としての機能を持った歩道など、いろいろ対策が取られていることに関しての質問です。場所は横尾の山の下に広がる住宅地。

県と市の対応の違いに住民の方々は困っていました。事前に同じ会派の段野議員とともに現地に向かい、調査しました。山の中へ入るのは私が担当し、地元の方々の説明をお聞きしました。見ると、工事してから年月が経過をしており、堰堤にも非常に無数のひび割れがありました。きょうどにどのていどえいきょうがあるのかはわかりませんが、手入れが必要と思われるものがいくつもありました。また、長い年月をかけて小規模な土石流で流れ出た土砂が堆積して堰堤が埋まっているものも。

市は安全と説明しているようですが、 安全というのなら、やっぱり日頃の点検はきちんと行い、手入れはしていく必要があるのではないでしょうか。

県と市との間で話し合いは続けているようですが、日頃の既存の施設の点検や手入れなどきちんと行うことも必要であり、採択を主張しました。こういう時期ですから、大丈夫ですということはないと思います。防災対策のあり方も、見直す必要もあります。

審査の結果は打ち切りでした…。

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予算議会終了と市長申し入れ

2011-03-25 | 日記・エッセイ・コラム

 22日は予算議会の最後の本会議。議員団は、予算の組み替えを提案しました。神戸空港関連や医療産業都市構想関連、新都市整備事業会計の土地購入など不要不急の事業や無駄使いをあらためれば、中学校給食や国民健康保険料引き下げなど実施する見通しの持てる予算に変えられます。一般会計予算の3%程度の見直しです。でもいろんな展望が持てます。のろしを上げるだけでなく、これからも日ごろの活動のなかでも実現に取り組んで頑張ります。

 会議終了後、市長室へ、東日本大震災に当たっての申し入れを行いました。また、原子力問題についても産業振興局へ申し入れました。以下、申し入れ文書をアップします。

神戸市長110322
 矢田 立郎 様

                東日本大震災被災者支援等を求める要望書

                                                                                      2011年3月22日
                                                                          日本共産党神戸市会議員団
                                                                                    団長 松本のり子 
                                                                               
 3月11日に起きた東日本大震災と巨大津波による被害は、今もなお、その全容がわからないという状況が続いています。16年前の阪神淡路大震災のことが蘇り、胸が締め付けられる思いです。被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。
 日本共産党は、全国で被災者救援募金活動に取り組んでおり、議員団も市内各地で募金を呼びかけています。多くの市民から協力が寄せられていますが、引き続き、あらゆる形の支援活動に取り組んでいく所存です。
 神戸市も、いち早く職員を派遣するなど努力しておられます。現地に赴いた職員の熱心な救援活動に敬意を表します。報道される現地の状況や、派遣された神戸市職員の報告などから、まだまだ多様な支援が必要なことも明らかになっています。津波で流されたことなどで、様々な地域の住民が、ひとつの避難所で避難生活を送っています。多くの人が、家族や知人の安否を気遣い、各避難所を訪ねている姿も報道されています。医療面でも、医薬品を含め、十分な治療が施せない状況も生まれています。生活関連物資等の不足も言われています。これら、現地が抱える多くの困難を、少しでも減らすための支援策が求められています。
 また、神戸市内の中小業者にも影響が出ていることが、産業振興の調査で明らかになっています。ここへの対応も必要になっています。また、この教訓を今後に生かすことも大事なことではないかと考えます。
 よって、下記のことを申し入れますので、早急に対応していただきますよう、要望いたします。

                                      記
1 支援物資の受け入れ窓口を各区役所に設け、被災地に届ける対策を講じること。
2 避難所運営を支援する職員の派遣数を増やし、避難所での生活支援を強化すること。
3 医療関係者の派遣を増やすとともに、医療が必要な被災者を、市民病院群が率先して受け入れること。
4 被災者を受け入れるための市営住宅を大幅に増やすこと。
5 震災による影響を受けている、神戸の中小企業にたいする支援策を検討すること。
6 市内の医療関係団体、社会福祉法人、介護団体などに早急に呼びかけて、高齢者や障害者など介護が必要な被災者を支援すること。
7 今後、神戸市の防災計画の見直しを検討すること。
                                                                                                    以上

2011年3月22日
神戸市長 矢田立郎殿                               
  東日本大震災をふまえ、原子力産業偏重の姿勢をあらためるよう求める要請
日本共産党神戸市会議員団
団長 松本則子
日本共産党兵庫県会議員団
団長 練木恵子
日本共産党兵庫県委員会
委員長 岡正信
日本共産党兵庫長田北地区委員会
委員長 東俊哉

3月11日に発生した東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所で、火災、水素爆発などが起こり、発電所外に放射能が漏れだす事故が起こって国民の中に不安が広がっています。
今回の事故によって「日本の原発は安全」などの所謂「安全神話」は崩壊しました。
震災で住居が壊れ、津波で流された住民がさらに放射能汚染の恐怖におびえる事態は世界中に衝撃を与え、ヨーロッパや世界で原発依存を見直す動きが広がっています。
昨年夏、三菱重工神戸造船所は、100年にわたって続いて生きた商船建造部門を他の造船所に統合し、原発関連と潜水艦建造に特化することを表明しました。商船建造は極めてすそ野の広い事業であり、関連企業や労働者に大きな衝撃が広がり、撤退反対の運動も広がっています。
日本共産党は、先に貴職に対し、三菱重工神戸造船所に対し、地域経済に大きな責任を持つ企業として商船部門の商部門の撤退をおこなわないよう働きかけをおこなうことを要請しました。
しかし、この間の議会答弁などでも、この問題で、企業の経営判断によるものだとして中止を求める姿勢にたっていません。さらに原発製造について企業の言い分にそって、「成長産業である」と評価し期待する態度をとってきました。この態度の誤りは今回の事態であきらかです。
根本に国の原発推進の誤った方針があり、この転換が急務です。今回の東日本震災の福島原発の事故を受けて、阪神大震災を体験した自治体として、住民の安全、生面に被害・不安を与える原子力発電・産業を応援する国の方針の変更を求め、自らも原子力発電偏重の態度を改めることを求めます。

                       記

1、東日本震災を受けて原子力発電偏重の態度を改めること。
2、三菱重工神戸造船所の商船建造部門の撤退をおこなわないよう強く要請すること
                                                    以上

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避難長期化、深刻な事態も

2011-03-21 | 日記・エッセイ・コラム

(しんぶん赤旗3月21日付より転載)

医療支援の状況語る
大阪 民医連近畿地協

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 東日本大震災への支援活動にとりくむ全日本民医連・近畿地方協議会(責任者・松本久耳原総合病院院長)の第1、2陣医療支援団は20日、大阪市で現地のリアルな状況を報告しました。各府県の医師・看護師ら14人が参加しました。

 近畿地協加盟の病院は12日から18日までに医師や看護師、事務など54人を宮城県塩釜市の坂総合病院へ派遣。現地スタッフと連携して、被災地の病院でのトリアージ(救急外来)や避難所での健康相談、診察などを行ってきました。

 「診療が順番待ちでも文句を言わず他人を思いやる人間性や純朴さに胸が痛む思い」「トイレの回数を減らそうと水を飲まなかったことで下肢に力が入らず運ばれてきた70代女性に、1杯の水を差し出したら『おいしい』と大事そうに飲んだ」など一刻を争うなかでも人のぬくもりを感じる話が多くありました。

 一方、薬不足による持病の悪化で救急搬送が今後出てくる恐れがあること、生き残ったことへの罪悪感からリストカットする30代の被災者など、時間を経るごとに深刻な事態が広がっています。

 民医連理事の小松孝充・西淀病院院長は、菅直人首相に送る申し入れ書「被災地(者)支援対策強化のための緊急要求」の内容を説明。避難所への医療支援の継続、被災者への心のケア、全被災者への医療費一部負担金免除、必要な人員配置と情報提供などを求めています。

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各地からメールニュースなど届いてきますが、労連など労働組合や医療関係の団体など、現地へと入り、実態調査が始まっています。テレビの報道もありますが、それだけでは伝わってこない深刻な実態です。これからが被災地支援の本格化。各団体とも、まずは現地入りし救援センターの立ち上げや調査などをおこない、情報発信が始まっています。

 ブログを更新しながら、遠くで救急車のサイレンが聞こえてきます。16年前が蘇ってきます…。

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募金活動に多くの方々からのご協力

2011-03-19 | 日記・エッセイ・コラム

 毎日、どこかで義援金の募金活動です。きのうは、朝は名谷駅で、夕方には妙法寺。このごろはいつもの宣伝を募金活動に変更し、活動をしています。きょうは、午前には名谷駅。ボーイスカウトの方達も近くで募金を集めていました。午後は、妙法寺駅で。多くの方が次々と募金に応じてくださってありがたいかぎりです。

おとといは、スーパー前で。はじめて20分くらい経った頃、横殴りの雪が降りはじめたということもありました。そんなこんなの状況ですが、すでに1週間でたくさんの募金を寄せていただいています。いてもたってもいられない、そんな気持ちとともに、何か自分も出来ないかと多くの方々の思いも実感しながらの募金活動です。

何度も募金箱の前を行ったり来たりとしながら迷ったあげくに募金をして行かれる方、一つ一つの募金箱に少しずつ硬貨を入れながら協力していただいた方もあります。身内が被災されたという方、知人が被災されたという方も。連絡が取れなかったが、2日後にメールが返ってきたという方もありました。多くの方が心配し、そして支援の輪に加わって広げておられます。

 そろそろ、避難所から他県などへと移って行かれる方も出てきました。阪神淡路のときにも、多くの被災された方々が県外へと移って行かれました。その間、被災地からの情報がとても少なく、支援情報がなかなか届かないということがしばしばありました。今後は、このようなことがないよう、こういった情報提供や必要な情報へのアクセス方法など工夫をしていくことも必要でしょう。これから、復興への道のりは長いものとなるでしょう。

私は、阪神淡路大震災での支援活動を通じて、共産党に加わったひとり。仮設住宅を回りながら相談や救援活動などに取り組んできました。いわば、震災は私の活動の原点。被災地とは遠く離れていますが、必要な支援活動は、こだわって続けていきます。

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