昨日、枝吉保育所民営化裁判の判決が出されました。保護者や支援者の方々の思いと懸命のたたかいは、裁判官へは届きませんでした。枝吉保育所の廃止・民間移管処分の差し止め、取り消しと損害賠償を求めた裁判ですが、神戸地裁は、いずれも却下・棄却の判決。法廷での保護者や関係者の方々の訴え、まさに胸に詰まる内容でした。あの訴えとそれに費やされた時間は、いったい何だったのでしょうか。仕事も、家庭も犠牲にしながらみんなたたかい続けた裁判でした。悔しさを胸に、判決後の集会にも参加しましたが、これからも控訴してたたかうという原告団の方々の言葉に大いに胸が打たれました。これまで以上に応援していきたい、そんな思いでいっぱいです。
「裁量権の逸脱・濫用とまでは認められない」とされていますが、裁量権ということには釈然としない思いがあります。今後まだまだ、”保育ビジネス”への圧力は強まるでしょう。しかし、市民の・国民の英知を結集し、子どもたちの健やかな成長を守り保障するためにも、公立保育所をまもれと願うすべての方々と力を合わせてがんばります。