やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

須磨の自然と「環境サミット」

2010-11-29 | 日記・エッセイ・コラム

 きのう、「須磨FRSネット 自然環境サミット」があり出席しました。時間の関係もあり、活動事例やディスカッションなど全部は聞くことはできませんでしたが、とても興味深い発言や事例報告、講演など有意義な時間でした。

 はじめに、平田富士男県立淡路景観園芸学校教育研究部長の講演。「木の価値 緑の価値 自然の価値」と題して、いろんな角度からのお話でした。マンションの景観からマンションの資産としての価値への効果、緑化がマンション価格に影響しているという相関関係など具体的な事例を引用しながらのお話はとても説得力がありました。また、緑化をすすめるというか緑を増やす過程で、団地やまちのコミュニティ活動が活発になるなど、効果も出るようです。

 休憩をはさんで、各団体の事例発表。中座したので全部は聞けませんでしたが、2つの団体の話が聞けました。「天上川を美しくする会」「たんぽぽ親子クラブ」の話を聞きながら、都市化した須磨の中にもすごく身近な”自然”を感じることができました。自然を守るためのいろんな方の努力のたまものですね。

 パワーポイントで示される須磨の自然の風景。その景色は、幼いころに走り回って遊んだ田舎の野山を思い起こさせるものでした。

田舎といわず身近な自然に。自分の子ですら満足に自然に触れる機会を作っていないなぁ、と感じることしきりです。先日の公園緑地でもそうですが、子どもたちが自然に触れる、身近に感じるより多くの機会をどう作っていくのか、いろいろ考えていきたいですね。

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学校に行きたい!

2010-11-27 | 日記・エッセイ・コラム

 60代の女性の一言です。彼女は、10年来、家族の看病のため病院と家の往復の日々。自宅に訪問した際、たまたま在宅でした。聞くと、午後には病院に行くとのことでした。

病院のおむつ代、交通費、生活費…、かさむ費用で生活はぎりぎり。それでも彼女は、必死に前を向いて生活していました。今の彼女の一番の希望は、「勉強がしたい」こと。パソコンにとても関心があり、落ち着いたら勉強したいと考えておられるようでした。

 もしかしたら70歳になってから…、高校に行けるのかと学校にも問い合わせをし、学ぶ意欲はふくらむばかりです。「敬老パスは守ってほしい。無料に…」少ない年金では、交通費もかさみとてもまかないきれません。せめて交通費は…、切実な思いです。

 通院に、ボランティアに、日常生活に、こういった声はこれまでいっぱい出されていました。本格的に「学び」のために必要、なるほどこういう意見もあるんですね。

こういう方が現役で働いていれば、収入にもある程度めども立ちますが、年金しか収入がなく、それも目減りしているとなるとやっぱり生活はたちまち不安定に。それでも学ぶ意欲をもち実現したい、そういう思いを阻止する権利は誰にもありません。なんとかその思いを応援したい、そんな気持ちでお話を聞かせていただきました。

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パブリックコメントにみなさんもご意見を

2010-11-25 | 日記・エッセイ・コラム

 「緑の基本計画に反映すべき重点事項」(素案)について、パブリックコメントが始まっています。

前回の公園緑地審議会が終わった後、追加で意見を提出していましたが、一部意見を反映しています、と資料が届いていました。資料を見ると、提出した意見に一つ一つコメントされていました。

緑を守り、育てていくためには「人づくり」も大事です。学校教育との連携や六甲山の民有地の管理、間伐材の活用などについても意見として出していましたが、それぞれにコメントをいただきました。

パブリックコメントの資料として公表されている「素案」。第1章はとても読んでいて興味深いものでした。神戸の自然に対して、とても興味がわいてきます。

都市でありながら、身近な所にたくさんの自然の宝庫。日ごろから自然を身近に感じられる仕掛けを、いろいろ工夫していくと、もっと神戸の自然が豊かなものになっていくのではないでしょうか。

 パブリックコメントは12月17日まで行われています。

http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/comment/construction/green/soan.html

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最高の陽気と七五三

2010-11-23 | 日記・エッセイ・コラム

 日曜日、娘の七五三でした。須磨の天神さんで、記念撮影をしてきました。

よく晴れて気温も上がり、上着を着ていると汗ばむほどの陽気。この日は、須磨寺のお大師さんとも重なって須磨寺商店街周辺は大変な人出でにぎわっていました。

 さて、その天神さん。朝から七五三参りの人で境内がにぎやか、というより晴れやかでした。社務所にはいると、そこは平安時代!?十二単と束帯(だったかな?)を着た子どもたちが次々と…。重い!と不機嫌そうな子、きゃっきゃとはしゃいでいる子、でもやっぱり親がいちばん楽しそうに見えたのは私だけでしょうか。顔見知りの方もおられ、4人のお孫さんが七五三ということでした。にぎやかでいいですねぇ。

 ご祈祷の最後に神主さんが「国民が主人公の政治を期待しております」とひとこと。あ、ありがとうございます。ばれてたんですね…。

 ちょうど同じ時間帯に、地元の共産党支部の方々が、商店街の一角で”お大師さん”宣伝中。途中、ちょこっと宣伝に参加させていただきました。

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高倉中学にエレベーターを

2010-11-20 | 日記・エッセイ・コラム

Img_05512市教育委員会への交渉に同席

 昨日は、地域の方々といっしょに高倉中学にエレベーターをと、もとめてきました。

もともとスクールボランティアをされていた方が、障がい児の学校内で置かれている状況や他の生徒たちとの関係などいろいろ見てきた中で、一般の学校内でのバリアフリーが遅れているためにいろんな不利益を受けていると実感。これから続けて障がい児が入学してくる状況にあり、早くエレベーターをつける必要があると、自ら署名用紙をつくって署名を始めたというのが 今回の始まりです。

 署名をお願いしていくうちに、だんだんと協力者も広がっていきました。みるみる署名が広がり、自宅にも届けられるという状況の中で、きのうの朝にも届けられたということでした。

集まった署名は1700筆超。無事、教育委員会の担当者の方へ提出することができました。

Img_05382_2  また、きのうは障がい児を持つ保護者の方々も参加し、親として子どもを見て感じてきたことなどそれぞれ訴えられました。涙を流しながらの訴えは、苦しみ悩んできた思いの大きさを感じさせるものでした。身障者用トイレも1~2カ所ぐらいしかなく、使えないことも。というのも、最近はみんな洋式トイレの生活習慣。学校はほとんどが和式なので、和式を使わず洋式トイレの方に行列ができるとか。すると、肝心なときにつかえなくて困ることがしばしばあったそうです。また、中学校内にはトイレのない階もあるようで不安もいっそうです。

(2枚の写真は、同席しておられた方の同意を得ていないので、配慮してたらこのような写真の掲載となりました。見にくくてすいません)。

 お話を聞いているだけでも、考えもしなかった問題がたくさん出てきて、問題点がよくわかりました。この地域には、県立こども病院があります。そのため、この地域に住まいをを求めて来られる方もあるようです。そういう地域だけに、住民の方々の思いは大きいと思います。

 肝心の施設整備の問題は、近年かなり進んできたようです。以前は、毎年2校程度だったのが、ここ2、3年は年10校程度に。エレベーターの設置は、22年度末で小学校が約40%、中学校で約30%程度となる見通しとのことです。

いろいろやりくり工夫しながら教育委員会も対応しておられました。いろんな苦労もあるようです。根本は、予算。しっかり確保していかないと追いつきません。高倉中学でも、3年くらい前から要求してきたとのことですが、未だ設置されていないわけですから、ハードルの高さも相当なものでしょうか。

 ただ問題は、高倉中学で設置されたからそれでよしとはならないということです。今回でも問題が多いことが十分指摘されました。つまり、ないところは同じような問題が出たりでる可能性があるということです。今回の署名は、高倉中学と言うことをうたってはいますが、思いとしては市内のすべての学校園に設置が進むことをもとめているものです。

声が大きい、地域から声が上がっているからと、それで設置が進むという簡単な問題ではありません。予算の増額を!声を大きく広げていくことが何より大事です。

 バリアフリーというと、一般的には保健福祉局の所管。でも学校と言うことになると教育委員会の所管です。縦割りといってしまえばそうですが、学校は子どもたちの教育・生活の場であるとともに避難所としての役割も持っています。社会的な役割は大きく、局をまたいだ対応も必要でしょう。それには、厚労省と文科省との議論にもなっていくかもしれませんが、単に学校のバリアフリーというだけではなく社会の要請に基づくものとして広く対応していくことが必要ではないかと言うことを感じています。たとえばエコ対策なら経産省の補助があったりするのですが、これはたとえですが、国のいろんなメニューの中から必要な資金の活用ができないものか、そんなことも感じた次第です。

 なにはともあれ、きのうはまずとっかかり。スタートしたばかりです。みなさん力強い方ばかり。がんばる展望をお持ちでした。私も、しっかり元気と希望をいただきました。

今回の交渉には、地域の方とともに、森田たき子元県議も参加しました。

 対応していただいた教育委員会のみなさん、ありがとうございました。

…最近、文章が長くなってるなぁ…。飽きずに読んでくださいね。

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