やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

消費税なくす会の宣伝に参加

2010-06-03 | 日記・エッセイ・コラム

 昼下がり、消費税なくす須磨区の会の妙法寺駅での宣伝に参加してきました。毎月、区内3か所で取り組まれています。いつ頃から続いているのか詳しくは知りませんが、毎年、毎月、毎回ほぼ休みなく続けられています。少しの時間でしたが、私も訴えました。

 消費税増税の地ならしを始めていた鳩山政権が崩壊、というより政権投げ出し。増税論議もしばし中断。しかし、新しく首相が決まるとまた議論が再開するのでしょう。でも、そうやすやすと安易な議論に持ち込まれては困りますよね。

 社会保障費の財源確保のためには増税も仕方ない、なんて意見もありますがみなさんいかがですか。消費税導入のときも5%に上げた時も「社会保障のため」だって言いました。でも、社会保障よくなったですか?よくなるどころか医療費や保険料など負担ばっかり増えて、むしろ不安材料いっぱいです。収入も減っているのに、消費税あがったら買い物できなくなってしまいますよね。消費税で国民に税金の負担をさせて、大企業は減税。消費税は減税分の穴埋めに…なんて冗談じゃないですよ。ヨーロッパの企業は社会保険料分も合わせると、日本企業よりはるかに高い社会保障への負担をしています。

日本はどうですか?労働者を安く使い、いらなくなったら切り捨て。人件費を抑えるだけ抑えて”国際競争力”。おまけに減税。やっぱりおかしいです。儲かってるんだったらその分ちゃんと負担してもらわないと。雇用がガタガタで、国内の経済もスリムになってきている。もっと国内の経済を活発にしないと税収も上がりません。雇用を増やし、儲かったらちゃんと社会に還元する、そうしてこそ企業としての役割を果たし、企業の発展にもつながる。

そんなこともしないで、消費税に財源を求める…。消費税は打ち出の小づちではありません。負担すべきところがちゃんと負担をする、そうしたら立派に財源は成り立ちます。

 という話を、すこしだけしました。しゃべるって、難しいですね。


鳩山首相辞任、ついに! 政権投げだし、再来

2010-06-02 | 選挙

 朝、速報が流れたと思ったら、あれよあれよという間に急展開。選挙前のこの時期に、いろんな思惑の中でこのような結果になったとは思いますが、「やっぱりか!」こんな声も早速届いています。毎年のように日本のトップが変わる、1年持たない、ちょっとひどいんじゃないでしょうか。

野党時代、トップがコロコロ変わる状況をさんざん批判していたんですから、逆に批判されても仕方ないですよね。  

 選挙戦での数々の公約、政権党であり衆院では圧倒的多数の議席を持っているわけですから、国民の声や運動をふまえて誠実に対応すれば、普天間基地の問題や派遣労働者問題をはじめ、後期高齢者医療の廃止や自立支援法の応益負担の撤廃など実行できたものも多いはず。それすらまともにやらないで投げ出し。どうでしょうか、みなさん。夕刊を読むと、まちの声も実に辛辣なものが多いです。期待を裏切った代償は大きいですね。

 でも、今回の件で、党首を代えたり看板を変えたり、それで仮に目先が変わったとしても中身が変わらなければ同じ事が繰り返されるばかりだと思いませんか?

衆院選のあとの報道では、選挙で支持は得たけれど、政策が必ずしも支持されたというわけではないとの分析もありました。国民の思いとの乖離、大きな要因のような気がします。

 アメリカとけんかしたんじゃなくアメリカの肩を持ったことで大きな矛盾を来した、財界の肩を持ちすぎて国民との矛盾を来した、結局、従来の政治の枠から出られなかったことから今回の問題が起こっていると思います。そろそろ従来型政治からの脱却とダイナミックな転換、真剣に問われる時になっています。

 「細川政権みたいやな、結局おんなじや」、駐輪場の近くを歩いていると近所の方が話しかけてこられました。たしかに。そんな印象を持たれた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。何があっても私たちは地道にコツコツがんばるだけです。


子ども手当、支給開始

2010-06-02 | インポート

 1日から子ども手当が支給開始。いろんな角度から、ニュースが伝えられています。全国では、役場の窓口で直接手渡しなど伝えられていますが、神戸市では、6月10日に第1回目の振り込みとなります。

この制度、みなさんそれぞれに思いをお持ちと思います。いかがでしょうか。

「家計が苦しく助かる」「現金給付ではなく、保育料や医療費などの引き下げや保育所を増やして」など、以前からいろいろご意見をお聞きしてきました。どういう立場であっても、予算を増やすことについては、好意的に受け止められていたように思います。

ただ、現金給付か現物給付か、意見は割れていますがどちらの意見にも納得できます。もともと日本の子育て世帯への支援策は、給付も含め他の国と比べてもとても十分とはいえないですから。支援策をもっと拡充すれば、意見が割れたり対立したりということは無くなると思います。海外に子どもさんがすんでいるという方や、海外で生活をしてこられたという方などお話をお聞きしましても、子供を育てにくいと口をそろえておっしゃいます。どの国に住んでいようとも、新たな生命を育む事は社会全体のよろこびと思うのです。

 フランスやドイツなどヨーロッパ諸国とくらべれば、子育て世帯に非常に手厚い手当が給付されており、経済的な心配なしに子育てすることができる、もっと日本の支援策の充実が必要です。

…首相辞意、速報が流れてきました。またまた波乱!いい加減にしてよ。政治はゲームじゃないんです。選挙が目的、それで国民生活に責任もてるでしょうか。