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ホームステイ (10)クメール遺跡とタイ仏教寺院の共存寺

2021-02-17 07:42:56 | シーサケット
Prasat Hin Wat Sra Kamphaeng Yaiはホームステイ先からシーサケット市内へ向かう途中にあった。

クメール遺跡の上に仏教が覆いかぶさったようなものだが、ここは遺跡が聖地として境内の中庭に大切に野外博物館のように保存されていた。少し離れたところにサ。カンペン・ノイというのもある。ここはヒンズーのシバ神をあがめるために11世紀に造られたという。この遺跡を囲んで仏教寺院はうまく融合して共存している。
おったまげた。この大きさ。
なんでも大きければいいのだろうか?いやいや仏教関係の建造物だけが大きいのではない。クメール遺跡としては、シーサケットでは最も広く保存状態も最高のようだ。
 煉瓦と砂岩の岩で台座とされる卒塔婆が中心に3つある。10世紀ごろの作といわれている。13世紀に上座部仏教として改修、改宗された。
このヒンズーと仏教の共存こそがタイ人の合理主義、融通性、包括精神、ありはマイペンライ精神と言えないだろうか?お隣ラオスの南にあるワットプーもこの精神で過去現在未来へ生き続ける結果になるのだ。

このサ・カンペン・ヤイはピーマイやパノム・ルンなどイサーンにある、いやタイ全土の中でも補修も行き届き見ごたえのあるクメール遺跡だった。
蘭の花や沙羅双樹の花が美しく咲いていた。
シーサケットでの観光時間は誠に限られた中であったが、人々が信仰している対象を二つ伺うことができた。そして彼女らを見ているとこうした遺跡は古い学問対象ではなく、今を生きる、そして興味を持って生かし続けるものであることがよく理解できた。

 そして、シーサケットだけでも10カ所はこうしたポイントがあることも分かった。また、時間があればゆっくりと回ってみたいと思った。