レンズの向こうに・・・PART2

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.1997 日南の晩秋の風景 (その2)  (Photo No.13861)

2016年12月07日 16時06分56秒 | 風景
日南ではようやくナンキンハゼの葉が紅葉し始めました。オレンジ色に変化
していくその色合いが、どことなく柔らかいパステル調の感じがしていいで
すよね。イチョウの黄色、モミジの赤、そしてこのナンキンハゼの中間色で
あるオレンジ色と、三つの色が混ざり合って、今、日南の秋を染めていきま
す。ナンキンハゼは自宅の庭とかよりも街路樹とか公園樹としての需要が多
いようです。紅葉するとオレンジ色から、赤というよりも、まるで燃え盛る炎
のような色になるので、逆光で見ると、まるでナンキンハゼの木が燃えている
ように見えるんですよ。東京だと、新宿御苑とか昭和記念公園等でこのナンキ
ンハゼがたくさん植えられているので、ぜひカメラを持って出かけて見て下さい。


【撮影日】2016/12/02 12:44:01.32
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:300mm f/5.6 1/320秒

今日の日南は、とても穏やかで陽射しも暖かく、まさにこの季節独特の小春
日和となりました。朝晩は12月らしい冷え込みが続いていますが、日中は気
温も上がり、とても過ごしやすい陽気となっています。今年は5年ぶりに南米
ペルー沖から太平洋赤道域の日付変更線付近にかけて、海水温が平年に比べ
て低い状態が続く、いわゆる「ラニーニャ現象」となっている為、日本では寒い冬
となる予報が出ています。でも今の所、南国日南はそれほど寒波に見舞われて
いませんね。このまま暖かい日が続くといいのですが。

先日の日曜日の夜に、地元の地域のソフトバレー、および敬老会の忘年会が
地域の公民館で開催されました。参加者は、恐らく40名以上はいたと思いま
すが、会費はわずか500円だったのです。それなのに鴨鍋、イノシシの焼肉、
ポテトサラダ、鳥サラダ、ミックスピザ、締めは鴨鍋にご飯を入れてオジヤ
と、何とも豪華な内容の料理が出てきました。しかも缶ビールと地元の焼酎
はほぼ飲み放題でした。凄いでしょう。それもそのはずで、鍋の材料の野菜
(大根、白菜、ニンジン、ネギ等)は、すべて参加されている地元の方の畑で
採れたものだし、イノシシの肉も、もちろん近くの山で仕留めたものでした。
イノシシの肉は、公民館のベランダでバーベキュー風に網で塩焼きにしたも
のが、食べきれないくらいに出てきました。久しぶりに野生の猪肉を食べま
したが、変な臭みもなく旨かったですよ。最後の鴨鍋のダシの効いたオジヤ
が最高でした。夕方の6時から9時まで、飲んで、食って、先輩達の演芸を見
て、本当に楽しかったですね。こんな忘年会もいいですね。それにしても地
元の地域毎に建てられてある公民館には、30人~50人くらいもまかなえる調
理道具(包丁、まな板、鍋、冷蔵庫)と食器(大皿、中皿、小皿)、土鍋、
カセットコンロ等がちゃんと備えられているのに驚きました。まるでちょっ
とした料亭みたいでした。冷凍庫にはあらかじめ、焼酎をロックで飲む為の
荒氷まで大量にストックされていましたよ。おそらく日南では、地域の宴会
は公民館でずっと開催されてきたのでしょうね。これだと地元の居酒屋で
3000円~5000円会費とかで忘年会をする必要はなくなりますが、居酒屋さん
にとっては淋しい話になってしまいます。でも、高齢の年金生活者が多い所
では地域の宴会はすべてこんな感じでやっているのでしょう。少しづつなが
ら、田舎の実態がわかってきました。

今日のお薦めの焼酎は松の露酒造の「酔蔵(よいのくら)」です。日南の芋
焼酎です。「日南焼酎こだわり会」が造りだしたオリジナル焼酎の第一弾が、
あのまろやかな「匠蔵(たくみのくら)」でしたが、第2弾がこの「酔蔵(よいの
くら)」です。酔蔵は匠蔵よりもさらにマイルドな仕上がりになっていて、サラッ
と飲みやすい芋焼酎になっています。あまり芋の香りがしないので、女性とかに
向いていそうです。爽やか芋焼酎が好きな方は、ぜひ一度飲んでみて下さい。

今日のお薦めの曲は綺羅(きら)の「悠久の翼」です。土曜日の朝9時30分から
やっている「食彩の王国」というテレビ番組のエンディングで流れる曲でしたね。
旬の食材を薬師丸ひろ子さんが、絶妙な語り口で紹介してくれるこの番組が私は
大好きで、東京在住の時は毎週かかさず見ていました。日本的な旋律と歌詞の中
の♪一粒こぼれ落ちた実が やがては花になる♪という所が、なぜか番組のテーマ
である「旬の食材」のイメージと重なって、一人で感動していました。

木漏れ日の中の白い山茶花(さざんか) (Photo No.13860)

2016年12月07日 16時05分55秒 | 風景
さざんかの事を漢字で山茶花と書きますが、昔は本当に「さんちゃか」と読ん
でいたんだそうです。それが「さんちゃか→さんさか→さざんか」と訛って
いったと 『大辞泉』(小学館)にも書かれているそうですよ。訛って読んで
いた言葉が、いつの間にかそれが正しい読み方になっていく、これが時代の流
れという事なんでしょうね。その内「うざい」「きもい」「ださい」等も、
これが正しい読み方だと変わっていくのでしょうかね。あっ「ださい」は
ちょっと違いますね。ダサいの語源は二つあるようです。

①田舎という単語を「だしゃ」と読み、形容詞化して「だしゃい」と読んだ
 ものが転じて「ダサい」となったとする説
②東京都民が埼玉県民を「だって埼玉だから」と蔑視した言葉が簡略化され
 て「ダサい」になったとする説

【撮影日】2016/12/02 12:15:42.38
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:300mm f/5.6 1/320秒

品があって貴婦人のような姿をしているキセキレイ (Photo No.13859)

2016年12月07日 16時04分39秒 | 風景
警戒心の強いキセキレイが、近くの電線にとまっていました。とても上品な
感じで、スタイルもスラッとして綺麗な鳥でしょう。セキレイの仲間には、
白セキレイ、背黒セキレイとこの黄セキレイがいて、たぶん皆さんがよく見
かけるのはハクセキレイですね。よく道端で尾羽根を上下させながらエサを
探していますよね。このキセキレイはとても警戒心が強く、人が近づくとす
ぐに遠くに逃げて行ってしまうので、なかなかじっくりと見る事ができない
鳥なんですよ。

【撮影日】2016/12/02 10:28:17.15
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:300mm f/5.6 1/2000秒

稲刈りが終わった田んぼに飾ってあったマネキンの首  (Photo No.13858)

2016年12月07日 16時03分40秒 | 風景
鳥等が来ないようにと立てられたのでしょうが、これだとむしろ人間の方が
恐がって近づきたくなってしまいますよね(笑)。鳥達にとっては逆に恐くな
いかもしれませんよね。これを立てた人は、きっと「ちょっと恐いものなら
何でも立てておけば大丈夫だ!。」なんて思っているのかも知れませんね。
うーん、あまり効果がないかも!!。

【撮影日】2016/12/02 11:59:20.08
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:300mm f/5.6 1/1000秒

田んぼの脇に大きなハゼノキがありました。 (Photo No.13857)

2016年12月07日 16時02分58秒 | 風景
ちょうど陽の光がハゼノキに当って、白い枝と薄茶色の実が光って浮き出て
いるように見えました。それにしてもたくさんの実が付いていますね。鳥達
にとっては本当に恵の秋となりましたね。

【撮影日】2016/12/02 11:27:00.65
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:80mm f/5 1/200秒

これが栄養豊富なハゼノキの実です。 (Photo No.13856)

2016年12月07日 16時02分05秒 | 風景
以前もご紹介したと思いますが、昔はこの実から木蝋(もくろう)を作っていた
んでしたね。熟すと写真のように淡褐色となります。実の中には、高融点の脂肪
を含んだ顆粒が充満していて、とても高カロリーな為に、ヒヨドリ、カラス、
キツツキ等が好んで食べるんです。

【撮影日】2016/12/02 12:19:33.05
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:220mm f/5.3 1/500秒

ススキがいっぱいの冬を迎える日南の山々  (Photo No.13855)

2016年12月07日 16時01分06秒 | 風景
この日、飫肥の街から、吉野方小学校の三叉路を左に行って、徳ノ峰まで上がり
小松山の中腹近くまで行って、寮更生施設「つよし寮」の手前から中角研修セン
ター経由で、吉野方小学校の右側の道路に出てくる、小松山中腹一周めぐりをし
てきました。途中、日南市街地の方の山々がよく見えた所で休息をとり、シャッ
ターを切りましたこの日も、もちろん自転車で回ってきたのですが、思ったより
はきつくなかったですね。

【撮影日】2016/12/02 12:59:12.69
Nikon D810 レンズ:60mm f/2.8G
焦点距離:60mm f/10 1/320秒