2016年9月18日 (日) 10:00 ~ 16:30
テーマ「筋緊張検査の意義とその臨床応用」
受付時間: 09:30
料金: 8,000円 (当日支払い9,000円 会場にて現金でお支払いください。
会場: ウェルネス教育研修センター
講師: 鈴木俊明先生(関西医療大学大学院 研究副科長)
セミナー内容:
筋緊張異常を認める疾患は数多くあり、代表的なものとしては脳血管障害片麻痺やパーキンソン病のような神経疾患です。しかし、運動器疾患である場合でも筋緊張異常は認められます。筋肉の障害は通常、筋力検査であるMMTを使った検査を用いますが、MMTだけでは筋の機能異常を表現できない場合があります。また、筋機能の評価のひとつに筋緊張検査がありますが、この検査に関しては主観的な評価になりがちではないでしょうか。これに関しては触診技術や経験もありますが、動作における正常な筋活動を十分に把握できていないことも自分自身の判断や評価結果に確固たる自信が持てない要因ではないでしょうか。また、筋の部位によって筋緊張は異なるため、筋腹中央部の筋緊張が必ずしも対象の筋の筋緊張を表しているわけではありません。特に、腹筋群・背筋群のような筋群は、同じ働きをするのではなく、各筋で働きが異なることがあります。そのため、『筋群』として評価することは極力避ける必要があります。
そこで、今回のセミナーでは、脳卒中リハビリテーション、体幹機能・筋緊張コントロールにおける大家であり、著名な研究者である鈴木俊明先生をお招きして、筋緊張を題材に動作分析や治療展開にも応用可能な内容をご講義頂きます。
具体的な内容としまして、
・脳血管患者等の神経生理学
・脳血管患者等に対する筋緊張検査とその解釈
・脳血管患者等に対する評価方法と治療方法の提示
これらを、実技を交えながらご講演頂きます。
鈴木俊明先生の臨床上の知見と多くのエビデンスに触れ、数多くの研究から導き出された根拠ある知見を学び、患者様の治療に自信を持って臨床に取り組めるセラピストを目指しましょう!