糸賀一雄先生のこと。
私が福祉の道に進んだきっかけの一つが、写真の糸賀一雄先生です。
それは、私が高校生時代に彼の著書「この子らを世の光に」を読んで感動したからです(彼の作った施設「近江学園」で学生時代の実習をさせてもらいました)。
この本を読んだときの衝撃は今でも忘れられません。
彼はこの著書の中で、福祉のあり方をそれまでの「この子らに世の光を」という考え方から「この子らを世の光に」という価値観に転換する必要があると説きました。
今から約50年も前のことです。
私は、事ある度に自分に問いかけます。糸賀先生から半世紀、私たち福祉関係者に彼の言葉が今まだ一向に色あせないということは、どういう意味を持つのか?。
あるいは、私自身の福祉的価値観がまだ「この子らに世の光を」的なものではないのか?と。
先月のNHKスペシャル「ラストメッセージ」(この子らを世の光りに)(糸賀先生の伝記)が反響を呼び、糸賀先生の生き方や言葉が注目を集めています。
これをきっかけに、再度多くの方々の心に彼のメッセージが届けられる事を願っています。
興味のある方は是非ご一読を。 (了)
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糸賀一雄記念財団へのリンク http://www.biwa.ne.jp/~itogamf/index.htm