称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

菩提寺を変えたいという人が来ました。

2008年08月10日 00時22分15秒 | 独り言 ぼやき

菩提寺を変えたいという人が来ました。先月ご主人が50歳台で亡くなりお葬式を済ませ 49日の法要はまだだそうです。菩提寺を変えたいという理由を聞いてみますと うなづける点は多々あります。誠に難しい問題です。

お寺と檀家は代々お付き合いしてきました。寺檀制度です。多少不満があっても 一昔前までは お寺を変えようとまでは思わなかったと思います。

ここ数年で寺檀制度が音を立てて崩れている様な気がします。本家がA寺なら新家もA寺だったのですが、最近は 新家だから好きにしていいよ、なのだそうです。お寺が檀家にご寄付をお願いしたら 檀家のほうは ご寄付が無いお寺に変わるのだそうです。

まったく大変な世の中になってきました。お寺は 社会からランキング付けされていて A寺はサービスが良いが B寺は悪い。C寺はよく寄付の依頼があるが D寺は寄付があまり無い・・・・、等。

そういう時代になると この称讃寺は最悪かも・・・・・。