称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

妙さん、朝日先生に関するコメント 有難うございます。

2010年01月11日 23時01分50秒 | 独り言 ぼやき

朝日俊彦先生の葬儀に私は出席できませんでしたが、家内から様子を聞きました。会葬御礼の言葉は 本人の肉声で、奥様の事、子供さんの事、宗教の事などを話されたそうです。会葬礼状の言葉も 既製の文句ではなく 朝日先生の文章で 娘婿の西口医師・あさひクリニックをよろしく・・・、と綴っていました。普段 お話されていた事を 実行されたのだなぁと目頭が熱くなりながら感激しました。

仏教では「生・老・病・死」を考えますが その「病・死」について、人生のラストステージを自分で決め 自分で演出しようと朝日先生は呼び掛けていらっしゃいました。私もまさしくそう思っていましたので 朝日先生とジョイントしてあちこちでお医者さんとお坊さんのコンビでトークをしてきました。朝日先生と言う強力な機関車がいなくなりましたが、私一人ででも 「命の大切さ」「人生について」「必ず来る老いと病について」「生きる作法・死ぬ作法」など これからも 声を大にして訴えかけていく責務があると自覚しています。

妙さんは 訪問看護の道を選択されたそうで 朝日先生もホスピスについてのお考えから 在宅医療・訪問看護を提唱なさっていらっしゃいました。「在宅医療がオススメです。」とよくおっしゃっていましたネ。偉大な先生が亡くなりましたがあなたには これからも しっかりと訪問看護をやっていただきたいものです。

朝日俊彦先生のファンは患者さんや尊厳死協会の会員も含めると沢山いらっしゃいますが いろんなジャンルのファンの皆さんが集まれる機会があればいいですネ。

また、コメントを下さい。