称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

改めて おめでとうございます。

2010年01月08日 00時10分56秒 | 独り言 ぼやき

改めまして 明けましておめでとうございます。

[初詣]はなさいましたか?お寺や神社に年間何回もお参りするのですが、新年になって初めてお参りするのが [初詣]なのでしたら、[初詣]だけに終わらず年間に 何回もお寺参りをしていただきたいものです。一年間にお寺や神社にお参りしたのは[初詣]が最初で最後と言う事にならないように どんどんお参りして下さい。

さて、新年に際して社会に目を向けますと、不況のどん底・自殺者3万人・孤独死・派遣切り・就職難・年金問題・少子高齢化・医師不足・・・・・。この先にまったく希望の光が見えないのが今年の新年かもしれません。

民主党は、減税をして数々の手当てを支給するとの公約をして、政権交代。公約を実現しょうとしても財源不足でやきもきしていて、国民はそれを見ていてハラハラしています。

ガソリンの暫定税率を廃止する、子供手当てを支給する、農家に戸別保障制度を制定する・・・。耳に優しい 「減税で 手当てを戴ける」から 民主党に票を入れた方も多いのかもしれません。

無駄をなくす努力は限りなく必要ですが、根本的には国に借金こそあれお金は無いのですから「減税+手当て」は長く続くはずはありません。

[地方分権]が叫ばれていますが、住民一人一人が生活している地域をどの様にしたい・・・、と言う事を考えているでしようか?国民一人一人がこの国を将来的にどの様な方向に向かせたいのでしようか?

発想の転換が必要です。「国に 何かをしてもらいたい。」と要求するばかりでなく 「国民の一人として 国に対して 私は何ができるだろうか!」と考えるべきではないでしようか?

短期的にも 中長期的にも どんな地域社会がいいのか、どんな国家のビジョンがいいのか、一人一人が真剣に考えるべき時が来ていると思います。それを実現する為には、納税も含めて 私達が何をできるのか、を考え実行する時期が来ていると思います。


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