称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

称讃寺の鐘楼大修理 第2弾

2018年02月22日 10時57分54秒 | お坊さんの独り言

     

称讃寺の鐘楼大修理です。
称讃寺は明治20年頃に火事になり 本堂・庫裏は全焼したらしいです。
それで川東村から大野村の現在地に移転したのですが、燃えなかった 大小の山門と鐘楼は
稲刈りの終わった田んぼを横切って数キロ担いで持ってきたと聞いています。
120年前に移転して来て 50年前に修理して銅板葺きにしたのは 判っていますが
移転前 いつ建築されたのかは判っていません。
痛んだ材木を除けて新しい材木にして 屋根や柱の狂いを補正して やっと棟があがりました。
大工さんとは 今から150年もつ様にとお話ししています。
昔の大工さんの技術の高さと、今の大工さんの技術とで 今から150年大丈夫なようになればいいです。
あまり格好は良くないですが 地震対策で鉄の筋交も入れました。

陰で『坊主丸儲け』と言っている人も居るようですが、
皆さんからお預かりしているお寺を大切に維持していくことは 大変な事です。
ちなみに 今回の修理 千万単位の見積もりですが ご門徒様には ご寄付の依頼はしておりません。
お寺の経営も大変な事が 少しでもご理解頂ければと思っております。


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