昨年12月26日付けブログで引退記念試合の件を話題に取り上げさせてもらった丸山良明氏と、2010年10月26日のブログで取り上げた木場昌雄氏が、先般、Thai Premier Leagueとのパートナーシップ協定を締結したJ-Leagueの『アジア・アンバサダー』に就任したとのニュースがJリーグ公式サイトに出ています。
Jリーグ アジアアンバサダー就任決定のお知らせ
↑J-Leagueの公式サイトに飛びます。
今週末にはアユタヤで、タイ人と日本人の子供むけの「タイ・プレミアリーグ(TPL)/Jリーグ共催フットボールクリニック」を開催することになってるようで、両氏の益々の活躍に期待したいところです。
タイ国内でのJ-Leagueのテレビ放映も決まり、先日もガンバ大阪とサガン鳥栖の試合をちょっと見てたんですが、タイ人の間でもイングランドのプレミアリーグ並みにJ-Leagueの話題が出てくるようになったら面白いですよねぇ。
そこまでなるには、先ず違法賭博の胴元さんにかなり頑張ってJ-Leagueについて勉強してもらわなあかんとは思いますが…
【Thai Premier LeagueとJ-Leagueとのパートナーシップ協定締結時の記事から】
今回の発表による両氏の直接の仕事では無いとは思いますが、お2人に力を入れて改善していって欲しいと個人的に望んでる点は、日本人選手…っと言うよりも外国人選手全体の弱い立場の改善でしょうか???
何かチーム運営側が、短期滞在ビザ(=要するに観光ビザ)と移籍証明が出れば公式戦出場OKみたいな感覚になってますが、プロ・サッカー選手も、我々、普通の「一般外国人労働者」と同じで、本来は労働許可証無しのビザだけでの就労(=試合出場)は許されないはず。
将来的にタイ人Jリーガーが誕生した際に、日本での就労許可無しでプレー出来るわけも有りません。
例えば、ガンバ大阪の選手が滞在許可切れるから、ちょっと韓国まで行って帰って来るなんて有り得へんし、そんなんが許されるわけも有りませんよね???(タイ国籍選手なら入国管理法上でも不可能か?)
この点は、両国のサッカー協会っちゅうよりも、タイと日本の「国」自体の遵法精神の問題なんで、協会側もクラブ側も意識が低いんですよねぇ…
「就労ビザと労働許可取得済み」を公式戦試合出場条件にしておかなければ、なかなか変わっていかないでしょう。
まぁ、就労ビザや労働許可証よりも、契約金未払い,一方的な報酬カット,給料遅延などの方がもっと問題との見方もあるかもしれませんが、就労ビザや労働許可証取得に関して、契約書等の提出が必要となってくるでしょうから、それが有れば何かトラブルが起きた時のクラブ側との交渉の“武器”になるはず。
でも、こんなこと言い出したら、クラブ側としては「そんなウルサイこと言う日本人選手取るのんやめて、金さえ払ってたらウルサイこと言わへんアフリカンとか南米人にしとこ…」っていうことになるんやろなぁ…
っが、現状のままでは、せっかくタイに来た日本人選手がサッカー以外の問題でタイ・リーグを去ってしまうことが増えるのは確かなんで、何とか改善をしていって欲しいとこですね。