都会で暮らすこと~by Match Box~

東京で暮らしていて、思ったことを勝手気ままに書いています。(by まっちばこ/JK1FBA/能登尚彦)

昨日ははじめての授業でした。

2006年04月14日 10時59分02秒 | ユビキタス無線工学
昨日の夜は今年度のユビキタス無線工学の最初の授業でした。

まず、講師である根日屋先生の 「夢」 (今でもあきらめていない)というのが面白かったのですが

「日本一のラーメン職人になること」だそうです。

ボクの夢は、工学部・電気通信工学科卒の電気や無線と関係ない 小説家 だったのですが、文才が無いもので未だに実現していません。

これを実現されたのが大阪府立大学の電気工学科を卒業して一旦エンジニアとして社会に出てから作家に転進して成功されている 「東野圭吾さん」 ですね。

授業が始まって
さしあたって、今 知っておきたいキーワードは
Wimax (YOZANがサービス開始をしようとしています。)
HSDPA (ハイスピードダウンロードパケットアクセス)
HSUPA (ハイスピードアップリンクパケットアクセス)

というお話でした。

今、ユビキタス構想を推進していく上で様々な障害が出てきているのですがまずひとつはまだまだエラー頻度が多いこと
(例えば、スイカひとつをとってみても混雑時に読み取りエラーが起きて改札が閉まってしまうというようなことが現場で発生頻度が多いというようなことだそうです。実際、駅でも閉まってしまって怒っている人をよく見かけますよね)

また携帯電話などの電磁波が人体に与える影響に関して、全く無関係ではないと思われるのに都合の悪いことに関してはお役所は口をつぐんでしまうということです。

そして、今 更に問題になっているのが銀行などで始まった 生体認証の問題点です。生体認証は 一部の銀行などで静脈認証を暗証番号のかわりに使うという形で始まりましたが、これには落とし穴がありました。

番号による暗証番号は一定の期間で変更をするなどということが出来ますが生体認証の場合はあくまでも個人の体の一部のデータと照合することでコピーが出来ないから安全ということだったのですが、一旦取り込んでしまったデータというのはあくまでも取り込んでしまった時点で単純にデジタルデータになってしまうということです。

もし、このデジタルデータが何らかの原因で外部に流出してしまったとするとそのデータから生体認証のためのコピーをした静脈というものは作ってしまうことが出来るそうです。

しかも、困ったことに生体認証ですと当の本人は元の静脈などを変更することが不可能です、実際コピーして実験をして認証させることが出来たようです。

新しい技術は便利になることと裏腹に必ずリスクが伴うもので、常に解決していかなければいけないことが発生し続けるようです。

また、今後

アダプティプアンテナシステム
MIMO技術を使ったアンテナシステム

コグニティブ無線・・・ソフトウェアを利用してその時の状況を認識していい方法
           を選択して通信をする方式

リコンフィギュラブル無線・・・・ICひとつでワンセグのテレビにも無線LAN
              にでも使えてしまう、ハードウェアに柔軟性をもた
              せた無線

に注目だそうです。

(この記事は根日屋先生にご承諾いただいた上で書いておりますが、あくまで授業を聞いてノートに拾ったものから書いていますので、間違いがありましたらご指摘くださいますようお願いいたします。)