新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

ラッサ熱の輸入例、スウェーデンにも

2016-04-05 07:49:14 | ラッサ熱

ここのところ、ちょっとした騒動になっているラッサ熱。震源地アフリカから独米に移送やら遺体経由国内感染飛び火やら報じられてきましたが、今回はスウェーデン。

  • スェーデンのイエテボリにてラッサ熱確認の女性。西アフリカへ渡航歴(国名は公表されていない)。
  • 状態は快方に向かっている。しかしながら、国のガイドラインに沿って、ストックホルムの指定病院へ。Linkoping University Hospital。この指定病院では2011にも国境なき医師団で活動後にラッサ熱発症例が入院している。
  • ラッサ熱はげっ歯類の分泌物で感染、また、ヒトヒト感染も分泌物、尿などで起こる。25%に聴覚障害、重症例では死亡率15%。
  • 病名の由来は1969年にナイジェリアBorno州のラッサ熱で発見されたことにちなんだもの。

国名がナイジェリアともベナンともトーゴとも公表されないのですが、今回の流行はかなり気になる動きを続けています。

ソースはeurope online
http://en.europeonline-magazine.eu/swedish-woman-diagnosed-with-lassa-fever_447712.html

Swedish woman diagnosed with Lassa fever


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