野生動物のあいだで種を越えてインフルエンザA型が広がるのはなぜか。ナミビアのサバンナで調査結果が報告されています。
- 結論、インフルエンザ罹患した鳥を食べることによって鳥⇒哺乳類に拡がることがわかり、鳥類の死骸を食べるジャッカルなどが高リスクとわかった。
- 当初の仮説は、①種の間の関連 ②社会的行動 ③食餌 であったが、①②は予想外に関連がないことがわかり、結局、鳥類を食べることで種の壁を越えて拡がることが分かった。
鳥インフル発生時、なんらかの対策には役立ちそうです。さすがにアフリカのサバンナでジャッカルやハイエナが鳥類の死骸を食べることを阻止するのは難しそうですが、人里離れない場所では死骸処理の迅速化、見回りの強化策などにエビデンスを与えてくれそうです。
Public Release: 6-Mar-2019
Eating the flu
Diet may be an important factor for Influenza A virus exposure in wild African mammals