神戸国際大附属 福元捕手
国際捕手たちの素晴らしき伝統
後のシートノックでも、きちんとベースを綺麗にし整備をお願いする姿にはいつも目が止まる。
これを見るのも試合の楽しみのひとつです。
2019年 春季高校野球兵庫県大会決勝は神戸国際大附属と須磨翔風との対戦となりました。
両校の夏へエールを込めて振り返ります。
兵庫球児の春 選手たちの頑張りを見てあげて下さい。
試合開始前の須磨翔風ベンチ前
心ひとつに・・・
須磨翔風は秋夏春を通して創部初、神戸国際大附属は春は4年ぶり、秋春二季連続の優勝を目指します。
神戸国際大附属スタンドは観客を挟んで遥か向こう。
スタンドの様子は残せず残念でしたが、大好きな国際の応援の中で楽しく観戦させていただきました。
先攻 神戸国際大附属 先発松本投手(10)
後攻 須磨翔風 先発山口投手(10)
1回表 神戸国際大附属の攻撃
昨秋の近畿大会以来、春は初めて 大ファンの神戸国際大附属トランペッター堀さん
決勝前の第三位決定戦、東洋大姫路スタンドに聴き慣れたトランペットの音色があり
目を向けると、堀さんが東洋大姫路スタンド最前列に友情応援に入られておられました。
神戸国際大附属のベンチは一塁側、東洋大姫路は三塁側だったので
国際の試合を待って居合わせたからではなく、わざわざ三塁側へ行かれて応援をされる心意気。
試合の展開は東洋大姫路の劣勢状況でしたが、堀さんの必殺仕事人の独奏に
スタンドの選手や応援者のみなさんも元気をもらい最後まで懸命な応援をされていたのが印象的でした。
決勝では観客の波の合間から少し見える神戸国際大附属応援団の中に堀さんを見つけ・・・
思わず盗撮笑
やっぱり堀さんのトランペットは誰よりカッコよくて元気をもらえます。
決勝では、いつもの役割を若いトランペッターさんに託し、楽しそうに応援されておられるお姿がありました。
試合開始です。
1番松浦選手が初球をライト前に運び勢いあるスタートとなりました。
続く2番西尾選手が試みた送りバントはサードフライとなり進塁を防ぎます。
3番には注目の柴野選手の登場にワクワクです。
柴野選手は1B1Sからの3球目をセンター前ヒットにし1死1、2塁
4番小松選手をひとつ目の三振に取り2死
5番柴田選手をセンターフライ 先制を阻みます。
翔風のベンチプレイヤーはほんと元気いっぱい!
須磨翔風の初回
春卒業した選手たちが応援に来ていました。
中川もっちー選手とも昨夏以来、再会することができました。
研修訓練課程も終了して、いよいよ消防士の道を進むもっちーは
力強い眼差しをしていて日々充実していることが伺え嬉しかったです。
亮太は大学野球を頑張っている様子をお父さんから伺うことができ、
もっちー母とも再会でき嬉しい一日になりました。
後輩たちが目指す初優勝をスタンド最前列で元気いっぱいに応援する姿がありました。
1番豊福選手はファーストゴロ
2番安廣選手はショートゴロ いづれも初球から積極的にバットを振ります。
3番堂本捕手はフルカウントからセンター前ヒット!
盗塁で2死2塁としますが、4番藤中選手をピッチャーゴロに打ち取ります。
先制は2回 神戸国際大附属の攻撃でした。
先頭6番松尾選手が振り逃げでランナーをもらい、
7番出石選手が送り1死2塁
続く8番福元捕手のタイムリーで先制!1-0
さらに9番松本投手の進塁打、1番松浦選手の四球で2死1、3塁
追加点のチャンスでしたが2番西尾選手をレフトフライ 踏ん張ります。
2回裏 須磨翔風の攻撃
先頭は5番橋本(啓)選手のライト前ヒットが後方へ逸れヒットとEが付き
橋本(啓)選手は二進。
続く6番藤原選手のピッチャー前犠打に、松本投手はすかさず三塁へ送球しフォースアウト!
印象深く残る松本投手ガッツ!
冷静さ、気持ちの強さを感じる投手です。
試合を左右するひとつの大きなプレイとなったなと感じます。
1死1塁と替り、7番山口投手が再び送り2死2塁と攻めますが
8番井上(達)選手をセンターフライに。
3回表 神戸国際大附属の攻撃
先頭3番柴野選手が初球をレフト前ヒットを放ちますが返球が逸れ
同じくヒットとEランプが灯ります。
柴野選手はその間二進
ここで須磨翔風は山口投手よりエース北村投手へ継投し4番小松選手を迎えます。
小松選手のファーストゴロで三塁へ進めます。
5番柴田選手は粘りに粘った打席でしたが8球目をショートゴロ
6番松尾選手をライトフライ
北村投手ナイスリリーフで凌ぎます。
3回裏 須磨翔風の攻撃は、9番橋本(紹)選手をサードゴロ
1番豊福選手をキャッチャーゴロ、2番安廣選手をショートゴロ
松本投手の力投が続きます。
4回表 神戸国際大附属の攻撃も北村投手との投げ合い
7番出石選手をセカンドゴロ
8番福元捕手をピッチャーゴロ
9番松本投手をライトフライ
早い展開で試合が進む中、須磨翔風は4回反撃に転じ試合を自分たちの空気に運んでいきました。
先頭3番堂本捕手をサードライナーに捕りますが、
続く4番藤中選手の打球にミスを誘い、続く5番橋本(啓)選手が初球をセンター前ヒットで繋ぎます。
その後2死1、2塁となったところで、3回よりマウンドへ上がったエース北村投手の
左中間を破る2点タイムリーで逆転。
先輩たちも最前列で元気いっぱい!
こうして仲間や後輩たちに自分たちも応援してもらって力をもらっていたんですよね。
投手なのに凄い!と、どよめきが起きるほどの北村投手の全力疾走で2死3塁
北村投手ナイスラン!高校球児みんな全力です。
派手なガッツポーズも無く、ベンチの仲間に笑顔を向ける北村投手
人柄が見えるね。
チャンスは続きますが、8番井上(達)選手を三振に。
この三振も国際には大きかったね。
先輩たちにもデカメガホンが回る。
もっちーのデカメガホンを見るのは初めてかも~。
5回表 神戸国際大附属の攻撃
打順は1番に戻り松浦選手の内野ゴロに送球が少し高かった。
松浦選手は二塁へ到達、2番西尾選手へ。
西尾選手の打球はセンターへ飛び、抜ければ同点の場面
センター井上選手がナイスキャッチ!
松浦選手は三進し1死3塁のチャンス
しかしここも北村投手が踏ん張り、3番柴野選手をセカンドゴロ
4番小松選手を手の出ない三振に!
このピンチに強打者の柴野選手と小松選手を打ち取ったことで
元気いっぱいなベンチプレイヤーたちの元気はさらに倍増。
1得点差とは思えないくらい須磨翔風は押せ押せムード全開に
スタンドの応援団も一体となって終盤戦へ向かっていきます。
須磨翔風は歴代ず~っと観ているチームですが、1番明るいチームかも。
5回裏 須磨翔風の攻撃
先頭9番橋本(紹)選手が見応えある粘りの打席
フルカウントから3球ファウルで粘った末、四球で出塁
1番豊福選手をセカンドゴロ二塁フォースアウトとに取りますが
2番安廣選手が初球を犠打で二塁へ進め仕切り直しです。
続く3番堂本捕手のレフト前ヒットで1、3塁としますが、
4番藤中選手をファーストゴロ
松本投手も粘りの投球が続きます。
5回を終了し、神戸国際大附属 H4 E2の1得点
須磨翔風 H5 E2の2得点とほぼ互角の前半。
一歩須磨翔風がリードを取り後半戦へ。
この後中盤はスコアーボードには「0」が並んでいき、大きな山は終盤でやってきます。
神戸国際大付属の底力は、やはり凄かった!
そろそろこのページも容量いっぱいになりましたので後半戦は次のページへ。
2019 春季高校野球兵庫県大会決勝 神戸国際大附属vs須磨翔風 後半戦~夏へのエールを込めて~