村野工業 河野監督さん&西田選手
先週末、台風で延期となった神戸市のチームによる親善大会が、秋晴れの空の下、今日から始まりました。
今日は村野工業ひよどりグラウンドへ応援に行って来ました。
当初の予定では日にちの余裕もありましたが、親善大会の後には私学大会も控えていて、
先週末の悪天候で日程が押し、他のブロックもだと思いますが勝者はWヘッダーの過密スケジュールで行われました。
ひよどりグラウンドでは、
1回戦 第1試合 村野工業vs神戸甲北、
第2試合 神戸高専vs兵庫
第3試合は2回戦、第1、2の勝者同士の対戦が行われました。
第1試合 村野工業と神戸甲北との対戦。
村野工業は秋の地区予選 初戦の2回戦 星陵に延長10回の末8-7と敗れ、敗者復活戦へと回りました。
神戸甲北は同じく地区予選 初戦2回戦は、その後 県大会へ進出した滝川第二に6ー0(8回コールド)で敗れ敗者復活戦へ。
敗者復活戦の初戦となった2回戦で、この2チームが対戦することに・・・。
結果は村野工業の選抜への道が絶たれた結果となり、私自身も寂しい秋となりました。
親善大会の対戦組み合わせが決まり、前チームの親御さんが知らせて下さいました。
親善大会の情報は高野連HPへ掲載がないのでとても助かりました。
何より我が子の代が終わっても、私を気にかけてお知らせ下さるお気持ちがとても嬉しいです。
吉村さん いつもありがとうございます。
村野工業の対戦相手を知り、これも何かの縁だなぁ~と思ったのは私だけではないはず・・・
対戦相手が神戸甲北と決まり、色濃く残る秋の悔しさに選手たちはどんなふうに思ったのかな。
自分がもし村野工業の選手なら、私は負けず嫌いなので一度負けた相手に二度負けるのは絶対に嫌。
リベンジという言葉を使うのは簡単だけど、この親善大会で秋敗れた相手に勝利をしても来春の選抜甲子園には・・・
もう繋がることは絶対にない。
しかし・・・ラストチャンスの夏のためにも、私が選手なら必ず勝たなければいけない相手。
親善大会だから・・・と思うか?
自分たちの春、夏への成長のためにと思うか・・・
選手たちも、自分が選手だったら・・・と、同じ気持ちで今日を迎えた・・・と信じたい。
この対戦を迎えるにあたって、この対戦に勝利する意味を凄く考えた私です。
いつも、ひよどりグラウンドへお邪魔させていただく時は遠足気分じゃないけど
ドキドキというか、ワクワクというか・・・なかなか眠つけない。
もし起きれなかったら・・・シートノック観れないやん!と、
目覚まし10回くらい鳴らす準備をするのですが、1回目のアラーム前に目が覚める。
目覚まし必要ない感じ~笑
今日の試合は特に、そういう理由もあって楽しみでもあり、心配でもあり・・・
たぶん、ひよどりは予報気温より寒いだろうなぁ~と、寒さ大の苦手なので覚悟を決めて
準備万端にグラウンドへ向かいました。
ところが・・・
今日のひよどりグラウンドは予想外にポカポカ陽気~♪
暑すぎるくらいの気候で厚着大失敗でした
組み合わせが決まってから試合開始まで・・・長かった。
「キミたちの気持ちを観る日がやってきた!」
選抜への道を絶たれた相手、神戸甲北へ今日はどんな「気持ち」を魅せてくれるだろ・・・と。
今日はもう今から試合の様子を書くには時間が足りないのでまた改めて書きたいと思いますが、
思っていた以上に選手たちは攻守とも「気持ち」魅せてくれました。
打線には一人ひとりが最大限に練習の成果を発揮し繋ぐ意識を感じました。
先発完投した西川投手は秋にも勝る安定感を感じ、
昨年チームからの課題でもある守備でも良いプレイがたくさん見られました。
結果はビックイニングも作り6-1 村野工業が勝利しました。
忘れ物を取り返したような・・・
来春夏へ気持ち新たに向かうことができるのではないかな・・・向かって欲しいなと思う一戦でした。
第2試合 神戸高専と兵庫との対戦は7-5 神戸高専が勝利しました。
2回戦は勝者同士、村野工業と神戸高専との対戦。
学びが多い対戦だったように思います。
成功から得る学び・・・
失敗から得る学び・・・
どちらも大いにあった対戦だったように。
対戦結果は村野工業が第1試合にも勝る攻撃力と、先発完投した東崎投手の力投で15-4の圧勝。
準々決勝は明日、神戸北との対戦と決まりました。
試合中ベンチから、ある選手へ向けて「課題なんやろ!」という言葉が何度も聞こえてきました。
あの秋、敗戦から「課題」を持って練習を積んできたのでしょう。
その練習の成果、気持ちを発揮する時が、
今日という日
この試合
その打席
その一球
だったのではないかと思います。
野球って・・・
やっぱり、まず「気持ち」 最後には「気持ち」
気持ちの強さが打球にも守備にも現れる。
今日の2試合で感じた「キミたちの気持ち」の先にあるもの・・・
選手が一番分かっていると思います。
厳しい言葉もありました。
しかし、その厳しい言葉の中にある意味、その先にあるもの・・・
勝ち負けだけなんだろうか?
「強くなって欲しい」
「上手くなって欲しい」
「勝たせてやりたい」
「あの場所にみんなを立たせてやりたい」
そういうことじゃないのかな・・・。
受け止めるには、悔しくて苦しくて大きな勇気もいるでしょう。
その気持ち、その課題の先にあるもの・・・
その厳しい言葉の先にあるもの・・・
それは、選手たちが1番分かっていることですよね。
だから頑張れるんだと思うし、自分に負けないで頑張って欲しい。
試合が終わり、夕暮れのグラウンドに紅葉した桜の葉が目に止まりました。
この紅葉した桜の葉の先にあるもの・・・
ラストチャンス! 甲子園きっぷです。
ラストチャンスに向かって走って行くキミたちを、これからも全力で応援したいと思う。
今日は村野工業の文化祭で、野球部のみんなは親善大会のため参加できなかったようですが、
最後の文化祭にも関わらず多くの3年生選手が後輩たちのサポートに来ていました。
夏以来の選手も多く、久しぶりに元気そうな姿に会えて嬉しかったです。
3年生選手のみなさん お疲れさまでした。
今年の高校野球もあと少しで終わりです。
そろそろ夏の記憶を蘇らせる時が来ました。
今日会えなかった3年生選手たちも、そちらでまた会いたいと思います。
奈良選手↑ 米川選手↓ 最後までお疲れ様でした。
もうひとつ、とても嬉しいことがありました。
先日2年生選手は修学旅行だったようで、ある選手が私にお土産を届けてくれました。
思いがけないプレゼントに、何だか・・・何だか・・・嬉しくて温かい気持ちになりました。
ありがとう
明日も「気持ち」発揮して頑張ろう!
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