2014 夏のmemory♪
4回戦 神港学園と姫路南とのこの対戦は、昨夏観戦した中でも最も私の中で印象深い対戦でした。
注目の一戦ということで、スタンドいっぱいの観客の中には、夏を終えたチームの選手たちも多く観戦していました。
甲子園までの道のり、中盤の大一番
あの熱い対戦を振り返り、選手たちのがんばりをここに残したいと思います。
第96回全国高校野球選手権兵庫県大会 4回戦 神港学園gvs姫路南 観戦記
神港学園先攻、姫路南後攻
神港学園先発は山田投手(11)
姫路南先発 宮田投手
先手を取ったのは神港学園2回表でした。
先頭は4番三浦捕手が四球で出塁
5番有田選手が初球を送り1死2塁と先制のチャンスです。
6番平山選手の素晴らしい当たりはセンターへと飛び先制!
更に7番笠井選手も初球を送り2死2塁
初球をきっちり送れるところはさすが神港だなぁと、こういう所から自分たちに流れを呼び込むのだなぁと感じる場面でした。
そして、8番山口選手もセンターへ返し・・・本塁への返球が逸れてしまい1得点追加 2-0
勢いに乗った3回 神港の攻撃では、2死から2番平野選手のレフトへのヒット!
宮田投手には珍しく2球連続で牽制が逸れてしまいランナーが3塁まで進みます。
2死3塁となり、3番今井選手に四球、2死1.3塁 チャンスが広がります。
しかし・・・宮田投手は追い込まれてからの立て直しは凄いものがあって、
あの度胸は観ていてやっぱりワクワクさせてくれる投手です。
神港学園、大チャンスで迎えるは4番三浦捕手 B・B・S・S
次の一球をビシッと決め三振!二者残塁で追加点を阻みました。
姫路南の攻撃では、山田投手の立ち上がり抜群で3回までを三者凡退、4、5回は2死1・2塁、2死1・3塁と攻めますが
牽制死などチャンスを生かすことができなかった2イニングとなりました。
試合も中盤、2-0 6回の裏 試合が動きました。
打順は1番に戻り玉田選手 センターフライで1死
2番萱島選手 センターヒット!1死1塁
3番長澤選手 レフトへ二者連続ヒット!1死1・2塁 反撃のチャンス到来です。
4番藤森選手 センターフライで2死1・2塁となり5番八木選手
1B2Sと追い込まれてからの4球目をレフトへ運び1得点を返します。2-1
萱島選手、八木選手、2年生選手二人のがんばりが素晴らしい
更に本塁への返球が逸れ長澤選手も生還!2-2 試合は振り出しに戻ります。
互いに三者凡退に終わった7回の攻撃、
後半戦どちらが一歩抜きに出るか注目の8回の攻防となりました。
8回表 神港学園の攻撃
打順は2番平野選手から・・・
フルカウントからファウルを挟み7球目をレフトへヒット!先頭バッターが出塁します。
続いて3番今井選手
素晴らしい体格の持ち主で、打席でも貫禄があって
今井選手が打席に立つだけでワクワクさせてくれる選手です。
三振、四球、センターヒットと3打席1安打からの4巡目
フルカウントから右中間へ勝ち越しのタイムリー2ベースヒット!素晴らしい一打でした。
無死2塁、そして迎えた4番三浦捕手
三浦捕手は四球1の3打席ノーヒットと、悔しさここ一番の打席だったと思います。
初球S、1球見送った後の3球目をセンターへ弾き返し今井選手が生還。4-2
神港の意地、大きい2得点が入りました。
ランナーは、今井選手に替わり代走河野選手(6)
さらに1死3塁とチャンスは続き、もう1得点欲しい場面・・・・
しかしスクイズが決まらず4-2 8回裏 姫路南の攻撃となりました。
8回裏 神港学園は山田投手から北野投手へと継投し、姫路南は反撃ならず三者凡退に終わります。
姫路南は残すところあと1イニング・・・
これ以上得点差を広げるわけにはいかない姫路南は
9回表 神港学園の攻撃に左納投手を送ります。
左納投手の立ち上がりは抜群で8、9、1番を三者凡退に。
勝負の9回裏 運命の姫路南の攻撃に入ります。
5回終了インターバルから姫路南スタンドが良く見える3塁側神港学園スタンドへと移動していました。
姫路南スタンドの中で野球の息子おーちゃんや3年生選手たちの懸命に戦う姿に色々な想いが湧き上がりました。
また、神港学園スタンドの選手や親御さん方の姿を間近に、
みんなが一つになっているあの空気を思い出すと今でも胸熱くなるものがあります。
そして、4-2から迎えた9回表 姫路南の攻撃
勝負の時・・・打順は4番 主将の藤森選手から・・・
1B2Sと追い込まれ4球目、主将がチャンスメイク!センターへヒット!無死1塁
続いて5番八木選手
2B2Sからの5球目 二者連続!センターヒット! 八木選手大活躍です
主将が、そして2年生選手が夢を繋げます
無死1・3塁と同点のランナーが出塁しチャンスを迎えます。
そして・・・宮田投手から継投した6番左納投手の初打席です。
観ている私も、もうドッキドキの場面
左納投手、一打に想いを込めて・・・
なんと!同点2点タイムリースリーベースヒット!
替りばな投打に素晴らしいの一言、鳥肌が立ちました。
この土壇場でまたまた同点振り出しに・・・
ここで神港学園は、3人目の殿川投手へ継投、4-4 無死3塁・・・
左納選手が還ればサヨナラ・・・
みんなの想いは7番三好選手に託され殿川投手との勝負の時・・・
1球目ファウル・・・
2球目ストライク・・・
3球目ボール・・・
4球目ボール・・・
勝負の1球です。
三好選手の打球はレフトへ飛び、球場に居る全員が一瞬静まりかえり、時が止まった感じがしました。
逆転サヨナラタイムリー
左納投手が夢繋いだホームを踏みました。
ゲームセット・・・
両校の選手たちが互いの健闘を讃え合い握手を交わす中、
神港学園 今井選手が宮田投手に抱き付いて讃え合う姿があり、
同じ夢を目指す者同士、勝敗以上の高校球児らしい素敵な姿に思わず涙が溢れました。
熱い想いが詰まった素晴らしい対戦、対戦後にも素敵なドラマがありました。
グラウンドから出てきた姫路ナインの元へ、神港学園の選手たちが夢を繋ぐため駆けつけました。
勝った者、敗れた者、互いの目に涙があり抱き合う姿に
高校野球、高校球児たちの素晴らしさを改めて感じた瞬間。
とても想い出深い対戦となりました。
藤森主将&宮田投手
おーちゃん いい笑顔だね~
時が過ぎ、あの日を振り返って、付けていたスコアから試合を追いながら写真の整理をしていると
またあの時の緊張感と感動が蘇り、色んな気持ちが湧き出て涙が溢れました。
両校の選手のみなさんに・・・
素敵な夏の思い出をありがとう
3年生のみなさんは、今春それぞれの新たな道を歩み始めます。
みなさんの未来に幸多かれと心から願います。
PS・・・第96回全国高校野球選手権兵庫県大会 4回戦 神港学園vs姫路南
両校の選手たちの熱い戦いを思い出に・・・my photo albumⅡにUPしました
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