先週末、山口 高川学園の夏の始まり、初戦を応援に行きました。
台風が近付いていたんですが、頭の中に「雨」は全くなかったので、向かう途中に周南の津田スタジアム雨天中止知って驚きました。
もうそろそろ広島@@!え~柳井もまさかの中止@@?
岡山までは全然晴れやん~と思いきや、広島へ入ると雲行きが怪しくなりパラパラ雨が降り始め‥‥
山口に入るとかなりの雨が‥‥>_<
もしやここまで来てトンボ帰りなんて信じられます???
でも大丈夫!私は晴れ女なんですよっ~~;
山口応援遠征で初めて行く柳井スタジアムに到着。
すると雨が上がったですよね~
第ニ試合を途中からスタンドの片隅や外から観戦していたんですが、 華陵と高水の対戦中かなりの雨が降ったり止んだり。
あ~やっぱり無理かなぁってくらいの雨で中断もあり諦め半分、晴れ女の自信半分
華陵と高水の対戦は何とか最後まで試合が出来ました。
スタンドへ上がる前‥‥高水ピッチャー(名前は不明ですが‥)打球が顔に当たったと聞き、救急車で運ばれたのがとても心配です。
大事ないと良いのですが。
華陵と高水は、序盤6-0だったのがホームランも飛び13ー0と華陵が勝利しました。
そして第三試合
高川学園と熊毛南との対戦に入り、嘘のように雨もすっかり上がって良いコンディションの中で試合が行われました。
やっぱり晴れ女だったのかも・・・しれない
高川学園には何度か記事を書いていますが野球の息子 山本誠也主将がチームを率い最後の夏を迎えました。
対戦の方は‥‥
いつも冷静に観られる私も最後までハラハラドキドキ展開で、野球は最後まで何が起こるか分からない!と改めて思う対戦となりました。
第97回 全国高校野球選手権 山口大会 1回戦 高川学園vs熊毛南 観戦記
熊毛南は昨夏の準優勝校で、その時を経験している選手もいるだろう・・・そう簡単には勝てない相手だと風の話しで聞いていた通り、
終盤、高川学園が大きくリードし試合を決めたか?に見えましたが、素晴らしい粘りで逆に追い詰められ接戦となりました。
観戦記を書くにあたり、柳井スタジアムのスコアボードには選手名が表示されず、アナウンスも正確に聞き取りにくかったため
熊毛南は打順とポジションしか分かりませんので打順で記載しています。
先行 熊毛南、後攻 高川学園 先発 松本投手
熊毛南は公式のメンバー、背番号かは不明ですが、大会冊子から熊毛南のメンバーを。
背番号 ポジション 選手名
1 投手 荒蔦投手
2 捕手 畑捕手
3 ファースト 林選手
4 セカンド 村川選手
5 サード 岡本選手
6 ショート 泉選手
7 レフト 淺谷選手
8 センター木下選手
9 ライト 杉山選手
10 河村(勇)選手
11 上田選手
12 河村(忠)選手
13 大峠選手
14 應潟選手
15 西山選手
16 亀田選手
17 森次選手
18 村田選手
記録員 岸選手、窪田選手、藤井選手
高川学園は打順、ポジション 氏名
1 ファースト 長谷川選手
2 ショート 石丸選手
3 キャッチャー 山崎選手
4 レフト 相田選手
5 ライト 大江選手
6 センター 安藤選手
7 セカンド 得重選手
8 ピッチャー 山野投手
9 サード 朝田選手
先手を取ったのは1回裏 高川学園の攻撃
1死から2番石丸選手が3塁線を抜ける2ベースヒットでチャンスメイク!
3番山崎捕手は四球を選び、1死1、2塁と先制のチャンスです。
次打者4番相田選手、センターへ運び先制!
2回表 熊毛南は先頭5番選手が四球、6番選手は死球で無死1、2塁とチャンスをもらいます。
1死後、8番選手が送りサードフォースアウトで2死1、2塁と替わります。
更に9番選手が四球で2死満塁、一打逆転の大チャンスにスタンドも盛り上がります。
・・・私は熊毛南側スタンドで観戦しましたが、応援の方々が球児たちへ向ける温かい応援に感動をしながら観戦させて戴きました。
選手たちは、こんなに多くの方に応援戴いて、大きな力をもらいプレイできることは本当に幸せですよね~
・・・2死満塁、高川学園は大ピンチの場面、打順は先頭に戻り1番選手。
山野投手の踏ん張り時、ここを抑えると波に乗れる感じがしました。
気合いを感じた1番選手との対戦は、3球三振!山野投手ナイスピッチングで三者残塁とピンチを凌ぎました。
熊毛南は3回にも3塁までランナーを進めましたが、5番選手との粘りの勝負。
4球をファウルの後、打ち取り山野投手がここも上手く抑えました。
野球は守備から・・・ピンチを背負いながらも切り抜けた後、流れを掴めるか・・・
3回裏 今度は高川学園が満塁のチャンスを掴みます。
2死後、3番山崎選手が四球で出塁すると、4番相田選手が1Sからレフトへヒット!
更に5番大江選手は死球をもらい2死満塁。
熊毛南は追加点を絶対与えてはいけない場面、高川学園は突き放したい・・・勝負の満塁の打席には6番安藤選手
1球目をファウル、2球目ストライク・・・そして3球目 サードへ転がり三者残塁と追加点を奪うチャンスを阻まれます。
野球は守備から・・・どちらが流れを掴むか楽しみな前半戦
4回表 熊毛南の攻撃
先頭は6番選手 1B2Sからセンターへ返し無死1塁
7番選手への2球目がWPで無死2塁となり送ろうとしますがスリーバント失敗に終わり1死2塁と替わります。
次打者8番選手は初球をライトへ上げ、タッチアップで2死3塁
この回、流れは熊毛南が徐々に掴んだ感がありました。
9番選手の2球目、バッテリーミスで1得点 1-1試合はここで振り出しに戻されます。
その後、熊毛南は8回まで1死1、3塁、2死3塁と勝ち越しのチャンスを作りますが、山野投手が好投し2安打に抑えます。
一方、高川学園も4回裏には2死1、2塁、5回裏には2死2、3塁、6回裏2死2塁と
再三のチャンスになかなか得点に結び付かず試合は終盤へと入っていきます。
動いたのは8回裏 高川学園の攻撃
先頭は6番安藤選手が死球で出塁
安藤選手痛そうな表情で1塁へ・・・高川学園にとればヒットと一緒!痛くない!^^;笑
この安藤選手への死球がこの対戦大きく勝利に貢献することになるのです・・・。
でも死球は痛いよね
次打者7番得重選手の打席には安藤選手が2本目の盗塁を決め無死2塁
安藤選手が塁に出ると何かが起こりそうな予感がする、相手チームにとれば厄介な選手。
高川学園にとってはチャンスメイクな選手です。
この回、痛いし死球から一人で試合を動かしています。
得重選手の打球はライトへ上がり、安藤選手はタッチアップで1死3塁のチャンス!
その後1死3塁となり9番朝田選手の打席。
試合も終盤、どうしても勝ち越さなければいけない勝負の場面が訪れます。
朝田選手は初球を振り抜きライトライト前へタイムリー!
安藤選手の痛さと足が得点へと変わった瞬間です
そしてこの攻防が高川学園に流れを呼び込んだのでしょう。
2死1塁、1番長谷川選手へ戻り、2B1S・・・4球目をライトへ弾き返し、
打球はライトをオーバーし何とこの一打が2点ランニングホームランとなったのです。
4-1と勝利に近付く大きな3得点がこの回に入ります。
熊毛南の残された攻撃はあと1イニング・・・
この8回で流れは高川学園が掴んだ!・・・に見えたのですが・・・
野球は本当最後の最後まで分からないもの。
9回表 熊毛南の攻撃で掴みかけた流れを持っていかれそうになり、1得点差の緊迫した接戦となります。
3得点を追う熊毛南の9回の攻撃は代打構成。
先頭は6番選手 2Sからセンターへヒット!無死1塁
7番には代打(16)選手 2B1Sからセカンドゴロ 1死2塁
更に8番にも代打(18)選手 1球目をファウル、2球ボールを見送り4球目・・・
センターへタイムリー2ベースヒット!1得点を返し2-4
代打の選手が打つと心身共きちんと準備ができている選手だなぁといつも思います。
やはり、いつでも自分が・・・と心の準備ができている選手は凄いなぁと感じます。
1得点を返し2-4
1死2塁とチャンスは続きます。
セカンドランナーには代走西山選手が送られ、9番にも代打(14)選手
B、B・・・とボールが先行する中、ファースト長谷川選手が山野投手へ声を掛けます。
そうするとストライクが入る・・・仲間の力は大きいなぁと感じる一球でした。
14番選手をショートゴロに取り2死2塁 勝利まであとアウト一つ。
打順は先勝に戻り1番選手
ここまで4打席ノーヒットに終わりチャンスが回ってきました。
S・・・B・・・B・・・左中間へ大きな打球が飛びタイムリー!
3得点差をアッと言う間に1得点差まで追い上げ、代打18番選手の一打で熊毛南に勢いが着いたように感じました。
2死1塁 2番選手もファウルで粘り1B2Sからレフトへヒットを放ち繋ぎます。
ここで野球の息子 高川学園山本主将の登場です。
熊毛南が流れを掴んでいた場面でのナイスタイミングでのタイムだったと思います。
山野投手は2年生。
先輩の最後の夏にエースナンバーを背負い戦うには大きな気持ちが必要だろうし、大きなプレッシャーもあることでしょう。
ファースト長谷川選手の一声で解れたように、このタイムは勝利に結び着いた大きな意味があるタイムだったと感じます。
対戦後、誠也にあのタイムで決まったな!と言うと、流れを変えましたね・・・と。
変えたんじゃなく止めたって感じかな^^;
2死2、3塁・・・一打同点、逆転も。
そして最後の打者となった3番選手を向かえ山野投手の勝負の時です
1球目ファウル・・・熊毛スタンドの応援の方からこの対戦1番の大きな声援が送られていました。
私の回りは全て熊毛南を応援されている方に囲まれ、この状況にドキドキというよりハラハラというより・・・
両チームの選手たちのがんばりに、高校野球を観ていて久しぶりに涙が出そうになりました。
次に投じられた一球はライナーでセカンド得重選手のグラブへ・・・
緊張の9回の攻防に終わりが来た瞬間、私も周りの方々も一瞬時が止まった感じがしました。
4-3で高川学園が接戦を制し初戦を勝利した対戦でした。
今、こうして振り返り書いているとあの9回が蘇り、両チームの選手たちの熱い戦いに拍手の対戦です。
熊毛南の選手たちは、あともう一歩でしたが最後まで諦めない姿勢が本当に素晴らしかったと思います。
熊毛南の選手のみなさん お疲れさまでした。
両チームの選手たちへ、素晴らしい初戦の戦いを観せてもらいありがとう。
高川学園の選手のみんなは熊毛南の選手の分も懸命にがんばり、甲子園きっぷを掴んで下さいね。
私の山口遠征高川学園の最後の応援は、ぜひ決勝へ招待してね
観戦記を書きながら、またあの日あの対戦が蘇り楽しい気持ちで書かせて戴きました。
そして高川学園のご父兄のみなさんへ・・・
いつも突然お邪魔するにも関わらず、お声や気持ちを掛けて下さり本当にありがとうございます。
私の山口への遠征応援がいつも楽しく過ごせますことに感謝致します。
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