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~球児たちの あしあと~

2015 春季高校野球 兵庫県大会 決勝 神戸国際大付vs社 観戦記

2015-05-12 | 2015 春季高校野球



春の頂点を賭けて、決勝は神戸国際大付と社との対戦となり、神戸国際大付が秋春の連覇、昨夏からは三季優勝を果たしました。

神戸国際大付の力をじわり感じ、社の終盤の粘りに大拍手の素晴らしい決勝戦でした。

 
トップの写真は、神戸国際大付 森田主将と社の村井主将、中央は松陽中学野球部時代の恩師 井上先生です。

二人は学童野球時代からのチームメイトで、曽根青龍野球部時代にはバッテリーを組んでいたそうです。

松陽中学野球では、中三夏に全国大会3位に輝き、クリンナップを打っていたとのこと。

その二人がそれぞれの道を進み、今チームの主将となり今春決勝で対決するといった、

彼らを知る方々にはこんな嬉しいことはなかったのではないでしょうか。

井上先生の胸元には教え子のがんばった証、金銀のメダルが輝いていますね。

笑顔のスリーショットがとても素敵ですね!

二人を知るお知り合いの方を通じて紹介させて戴きました。

プチ裏話し‥‥ 森田主将はジャンケンに弱いとの噂が・・・噂ですよ^^;

どちらが先後攻を取るか‥‥も、二人を知る方々のちょっとした楽しみだったようです。

その予想的中?

ジャンケンで決めるのか私は分からないですが~

神戸国際大付が先攻、社が後攻となった決勝戦  春の観戦記最終章です。



神戸国際大付のシート時の応援です。

国際の応援は迫力があって、スタンドが青とオレンジに舞ってとても綺麗ですね~♪



スターティングメンバーです。




神戸国際大付先発は塩田投手

社 先発、浜名投手(10)


9回より八田投手(11)

初回立ち上がりは両投手対照的で、浜名投手は先頭を三振に三者凡退の好スタート。

塩田投手の立ち上がりは・・・

1回裏 社の攻撃

先頭本多選手が四球で出塁


2番久山選手が初球を送ると、3番梅本選手のレフトオーバータイムリー2ベースヒットで先制!


社は攻撃でも好スタートとなりました。

 しかし塩田投手は2回以降8回までを3安打無失点に抑える好投を魅せてくれます。

2回は互いに三者凡退に、3回表神戸国際大付は8番堀本選手のライトヒットと盗塁で2死2塁と攻めますが無失点に終わり、

裏の社の攻撃では9番浜名投手のライトヒットと、1番本多選手の送りバントからの送球ミスなどで2死2、3塁まで攻めますが

三本間に挟まれチャンスを逃します。


4回表 神戸国際大付の攻撃




1死から3番東郷投手(決勝ではレフト先発となりました)がレフトヒット!

4番竹村選手の初球がWPとなり東郷投手は二進 

この二進は大きかったですね。

竹村選手のライト方向の打球は内外野の間へテキサスヒットとなり、東郷投手は一気にホームへ還り1-1同点とします。






6回表 神戸国際大付の攻撃

この日の国際は3塁側、スタンドの応援も良く見え、恒例のトランペット独奏で気持ち盛り上がり、先頭は2番植村選手がレフト前ヒット!

植村選手の打席ビデオです。

3番東郷投手が送り1死2塁

4番竹村選手の打球はファーストへと上がり、植村選手が三盗を決めるナイス走塁で2死3塁と足でチャンスを広げます。


植村選手足が早い!ファーストフライからの勇気、強気の攻めに拍手です 


そして5番西川選手 3B1Sからの4球目をレフトへ勝ち越しタイムリー!2-1


7回表の攻撃は、先頭7番松田捕手が2本目センター前ヒット!

8番堀本選手が、きっちり初球を送り1死2塁

9番塩田投手の打席にはライトへの犠牲フライでタッチアップし三進


2死3塁としたところで、2三振ファーストライナーと悔しく終わった敷名選手の4打席目

センターへ返し挽回のタイムリー!3-1




更に8回表の攻撃では、1死から相手ミスで4番竹村選手が出塁

5番西川選手がこの回もタイムリー!

2打点目はセンターを超える2ベースヒット! 西川選手ナイスバッティングです!


西川選手は3塁を狙い走りますが、社センター本多選手の好返球で2死ランナーがなくなります。

本多選手ナイス送球でした!

この後、6番妹尾選手が四球、7番松田捕手が死球で出塁したので、この本多選手のナイスな返球がなければ満塁の大ピンチを背負い、

試合は大きく変わっていたかも‥‥しれません。

社は1回の先制、3回の2死2、3塁と攻めた以降、4回に村井選手への四球で2塁に進めた他は5、6、7回を三者凡退に


特に6回は、4番舟川選手のヒットから送りバントをファースアウトのWプレイ!堅守も観られた国際でした。




8回は9番代打 田中(祥)選手の1ヒットに抑えられ、塩田投手の好投続き、

4-1で迎えた最終回、粘りの攻撃で詰め寄り手に汗握る展開となります。

8回表 田中(祥)選手の打席




9回裏 社の攻撃

先頭は4番舟川選手をショートフライに取ると、5番岡原選手がレフトへ2ベースヒットでチャンスメイクを作ります!








6番村井捕手は三振 2死2塁と変わり


そして7番には代打 社のエース田中(元)投手が入ります。

2B1Sからの4球目をセンターへタイムリー!4-2


続く8番は、8回より交替した佐名川選手の初打席、初球を右中間へ運び4-3と1得点差まで追い上げスタンドも湧きました。

佐名川選手ナイスバッティングです


2死3塁 塩田投手との勝負は9番 代打富永選手(13)

この対戦の山場の打席、富永選手との一球目B‥‥

2球目‥‥Bとボールが先行しスタンドも固唾を飲みます。

3球目‥‥S

4球目‥‥S

そして勝負の一球‥‥






貫禄の一球、渾身のストレートで見逃し三振 

神戸国際大付が春の頂点に輝いた瞬間でした。


戦い終え互いの健闘を讃え合い、そして夏、再び決勝の舞台で・・・森田主将、村井主将、両校の選手がが握手を交わします。




後一歩に終わった社ですが、最終回粘りの攻撃には大拍手です。

野球は最後まで何が起こるか分からないと改めて感じた対戦でした。

最後まで諦めない全員の気持ちの詰まった9回裏の攻撃は、きっと夏の力となることでしょう。

神戸国際大付の選手のみなさん 優勝おめでとう

近畿大会でも頂点目指しがんばって下さい

社の選手のみなさん 準優勝おめでとう

またこの粘りの野球が夏に観れることを楽しみに。

がんばれ社球児


最後に、神戸国際大付の優勝を讃えて、そして近畿大会での活躍と、社球児の夏へYellの交換です

今春、地区ブロック予選から16試合を応援させて戴きました。

どの対戦も熱い戦いがあり、印象深い春の大会となりました。

また私の野球ノートに、たくさんの選手たちのあしあとが残せたことに感謝です。

兵庫球児のみなさん 素敵な春をありがとう



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