隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.7 『崇明島遊覧』

2012年02月27日 | 上海城市新聞

上海に住んでいた当時、上海の街の様子や、中国各地の旅行記を「上海城市新聞」と名づけ、メールで配信していました。帰国後も配信を続けていて、最新号は2011年12月1日付けのVol.19 『武漢・信陽旅遊』です。

これまで配信した「上海城市新聞」を漸次、ブログにアップしていきます。第7回目は2005年11月7日発行の『崇明島遊覧』です。

尚、PDFファイルでご覧になりたい方は、メッセージにてご連絡下さい。メール添付にてお送りいたします。

写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます

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   上海城市新聞 Vol.7 『崇明島遊覧』      2005年11月7日

  SHANGHAI CITY NEWS Vol.7 “ONE DAY TRIP TO CHONG MING DAO”   2005/11/7

       =中国語で城市はCity,新聞はNewsの意味(日本語の新聞は英語では報紙と書きます)= 

              =従って城市新聞はCITY NEWSの意味です=

 

崇明島遊覧

 秋の行楽シーズン。皆さんはどちらかへ行かれましたか?中国語で旅行と言うと泊まりがけの事をさし、日帰り旅行は一日遊や遊覧と呼ぶ様です。今回は、上海から崇名島(CHONG MING DAO)への遊覧の様子をお届けします。

 

フェリーで崇明島へ

 崇明島は上海市の北に位置し、長江(揚子江)の入り江に出来た世界最大の三角州です。上海からは船で1時間~1時間半の距離に有り、面積は1225キロ㎡でシンガポールの国土面積の2倍近い巨大な島です。上海市の中心から約46キロメートルと言う距離に有りながら、長江で遮られている為かまだまだ自然が残っている魅力的な島です。

 

 崇明島へ行くのには、まずバスターミナルの有る上海体育館から5号線のバスに乗り約1時間(運賃は8元:約100円)で、上海市の北に有る宝楊港へ行きます。

 

 

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    【上海側「宝揚港」待合室】

 

 

ここからフェリーに乗り崇明島の南門港まで高速フェリーで1時間(運賃は27元:約360円)、普通フェリーで1時間半(15元:約200円)です。

 

 

 

港を出港したフェリーは大きな揺れも無く航行しています。さすが長江、対岸が全く見えず、河なのにまるで海の上を航行している様です。長江の水は茶色に濁っていて、河の水も長い旅を続けて疲れきっているかのような色です。

 

 

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   【高速フェリー】

 

島の港に着くと、上海市内の街の様子とは全く異なり、高層ビルがほとんどありません。また、市内では全くみかけない輪タク(自転車の後ろに座席を付けた三輪車のタクシー)が走り、タクシーの初乗り料金も上海の10元に対して6元(約80円)と物価の安さが伺われます。上海市内から3時間未満で別世界に来たかの様です。

 

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  【一般フェリーには大型バスも乗船できます】  

 

緑がいっぱい 森林公園
 

島の中心に有る「東平国立森林公園」へ行きました。崇明島自体、緑がいっぱいの島ですがここ森林公園は良く整備されていて、プール、ゴーカート等の遊戯施設もあります。(入場料は40元:約540円)


 

 また、園内には大きな湖も有り、ボート遊びも出来ます。お昼は大自然の中でバーベキューです。道具を持参しなくても、使い捨て簡易コンロ等のセットを30元で販売しています。

 

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   【森林公園内のプール】 

 

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    【家族でバーベキュー】

 

5年後の島は・・・?
 

緑が多くのどかな島ですが、観光以外の主な産業がないためGDPも上海に比べ低く、労働人口の上海市内への移動も問題になっています。上海の発展から取り残された崇明島ですが、2010年までに、上海市内と島のお隣の江蘇省を結ぶ橋が計4本完成する予定です。完成すれば、上海市内、江蘇省へのアクセスが格段に改善され、企業等の誘致により島の経済が発展する事が期待されています。マレーシアのペナン島も以前は同じように発展から取り残されていましたが、本土を結ぶ橋の開通により発展した例がモデルとなっているようです。

 

一方、開発に伴い、貴重な自然が破壊される事も懸念されています。5年後に島を再び訪れたときに、この美しい島はどう変わっているのでしょうか。楽しみでもあり、心配でもあります。

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 【海ではありません!長江です】 

 

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【崇明島市内(高層ビルはほとんどありません】 

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===「上海城市新聞」バックナンバー===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/e4fee696c4bcd0d9e4bfd0b78bb8ea42

Vol.1  2005/2/24 『2年目の春節』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/vol1_1e2a.html
Vol.2  2005/3/23 『衛星放送屋さん』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/v0l2_732f.html
Vol.3  2005/5/10 『上海の室内スキー場』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/vol3_c78c.html
Vol.4  2005/6/24 『ベンツのタクシー』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/01/vol4_c5ac.html
Vol.5  2005/8/1  『コンビニ戦争』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/02/vol5_0189.html
Vol.6  2005/9/23 『地下鉄値上げ』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/02/vol6_d31c.html

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この時は日帰りでしたが、2007年10月の国慶節の休日の時に、2泊3日で崇明島を再訪しています。その時も、行きは高速船、帰りはフェリーでした。その後、2009年10月31日には全長25.5kmの長江大橋・トンネルが完成し、上海市内から直行バスで島へ行けるようになったそうです。

下の写真は、2007年10月の行きの高速船と帰りのフェリーの乗船券です。

 

次回の「上海城市新聞」は2005年12月23日発行の『聖誕快楽』です。お楽しみに!

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テレビ Vol.7 『速水もこみち シルクロード鉄道の旅』

2012年02月27日 | テレビ番組

俳優の“速水もこみち”が中国シルクロードを鉄道で旅をするこの番組は、2012年2月12日(日)午後9:00~10:54にBS朝日で放送されました。

番組のタイトルは、「日中国交正常化40周年『はるかなる シルクロード鉄道』~中国横断2600キロの旅~」です。

"速水もこみち"が旅をしたのは、①西安、②蘭州、③嘉峪関/長城、④敦煌/砂漠/莫高窟/陽関、⑤トルファン、⑥ウルムチ/天池、です。隊長もまだ一度も行ったことのない場所ばかりです。

移動中の列車の中や、訪れた場所でいろいろな出会いがありましたが、隊長が印象に残ったのは、トルファンのウィグル人が常食のバン麺を作っているお店の厨房で、料理家としても有名な"速水もこみち"が、もこみち風焼きうどんを作って現地の人に食べさせたシーンです。その時、現地の人が「この味!?」という表情をしたのが印象に残っています。

この番組を観て、改めていつかは、中国の長距離列車の旅をしてみたい思いました。

 

「隊長のブログ」の他の『テレビ番組』の記事はこちらです⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

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