上海城市新聞 Vol.29 『6年ぶりの上海』 (その8) ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b460fbdecd6bbbf0b5ad8b3f5fc292b8
旅の4日目の午後、「上海野生動物園」の「开心汉堡(Happy Hamburger)」で、不味いチキンバーガーセットを食べ終えて、再び園内の散策を始めます。
2007年12月に訪れた 時には無かった、「水上動物園遊船」を発見。サファリ地区を船で巡る “ジャングルクルーズ” の様なものでしょうか。ボートは、吹き曝しで冷房はなく、蒸し暑いこの日、とても乗る気にはなれません。
園内を進み、「熊猫館」に着いたのは15時半頃。中国語で “熊猫” とは、ジャイアントパンダのことです。
パンダ舎の中は、大勢の人で、なかなかパンダを見ることが出来ません。
端の方から、辛うじて写真を撮る事が出来ました。ここにいるのは、2016年10月生まれの双子の “月月(Yue Yue)” と “半半(Ban Ban)”です。
ここにいるパンダ、武漢動物園 の様な劣悪な環境ではなく、大事に育てられている様で、良かった。
時間は、15時45分頃。園内の約1/3は、まだ回りきっていないのですが、蒸し暑い中歩き回ったので、ホテルに帰りたくなりました。
正門から、道路に出て公共バス乗り場に向かいます。バス停は、溢れそうなくらいの人です。やって来たバスに大勢乗り込み、満員に。隊長は辛うじて、最後の一人で、乗り込むことが出来ました。二つ目の「野生动物园站(駅)」前で下車。運賃は、1元(約16円)でした。
地下鉄16号線「龍陽路」行きに乗り込んだのが、16時半頃。
5つ目の「羅山路」で11号線に乗り込み、宿泊先の「上海康桥诺富特酒店(英文名:Novotel Shanghai Clover、日文:ノボテル 上海 クローバー)」に戻ったのが17時頃です。
汗だくの体をシャワーで洗い流し、一休みしてから、晩飯のためホテルを出たのが19時15分頃です。ホテルがある「秀浦路」付近は、工場街で全くレストランが無いので、地下鉄で一駅先の「秀沿路站」に向かいます。
レストランが多いと聞いていた北側の2号口に出ます。
道路の両側にレストランや、マッサージ店のネオンサインが輝いています。写真には、写っていないのですが、この付近には一泊50元(約800円)~250元(約4,000円)の安宿が乱立していて、駅前には客引きがいます。
隊長の想像ですが、この辺り、昔は “民工(出稼ぎ労働者)” 向けの宿が、今では上海ディズニー(SHDL)観光客用になっている様です。この日も、地下鉄から降りたSHDL帰りの親子連れを、多く見かけました。
道路沿いのレストランを何軒も覗いたのですが、これと云った店がなかなか見つかりません。20時50分頃になり、もう「肯得基(ケンタッキー)」か「麦当劳(マクドナルド)」でも良いかと思った頃、前々日にデリバリーを頼んだ「通海大酒店」を見つけました。
窓の明かりが殆どなく、営業しているか不安でしたが、中に入るとやっていました。ここのシステムは、1Fに魚、肉、野菜などのサンプルが置かれていて、ここで注文し、3Fの個室で料理が提供される様です。
エレベーターで3Fに上がるとずらりと個室が並んでいますが、客の気配を感じません。
部屋の中は、宴会が出来るかの様にセッティングされています。
喉が渇いたので、“雪花啤酒(ビール)” 12元 (約190円) を頼みました。中国では、“冰的(Bin De)” と言わないと常温のビールが出て来ます。“冰的” と言ったにもかかわらず、常温のビールが出て来ました。
「一昨日、デリバリーした時は、ビニール袋に氷を入れ、その中にビールを入れて持って来てくれた」と文句を言ったら、「今日は客が少ないので、氷を捨ててしまった」と言われました。どうやら、まもなく店じまいの様です。
しかし、頼んだ料理は、どれも美味しかったです。
これだけ食べて飲んで、勘定は132元(約2,070円)でした。
ホテルに戻ったのは、22時頃。こうして、旅の4日目は終わりました。
★続きは 『6年ぶりの上海』 (その10)で★