隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

学ぶ 36課 『東京からの恩返し ~飲んで福島を元気に~』

2016年03月18日 | 学ぶ

隊長が行った展示会・講演・セミナー・発表会や考えた事、など「学ぶ」の第36課(回)は、『東京からの恩返し ~飲んで福島を元気に~』をお送りします。

 

 


3月16日 (水) の夜は、『東京からの恩返し ~飲んで福島を元気に~』と題するフォーラムを聴講しに行きました。


このフォーラムは、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から5年を機に、福島県の関係者が日本酒の魅力を発信する為に開かれました。


主催は、東京新聞。後援が、福島県と福島民報社。協力が、福島県酒造組合。会場は、「日本プレスセンター」10階ホール。


千代田区内幸町にある「日本プレスセンター」を訪れるのは初めてですが、日比谷公園に面して、重厚感ある建物です。


その最上階10階のホールは、建物のドーム型天上の下に当たり、これまた立派なホールです。この日の聴講者は約300名。


第1部は、東京農大名誉教授の小泉武夫さん (福島県小野町出身) が「日本酒の噺 (はなし) 」と題して基調講演し、歴史とともに変化してきた酒造りや飲み方などをユーモアを交えながら解説してくれました。


印象に残った話しは;

 

日本酒の起源は奈良時代にさかのぼる。

 

日本酒の原料は、は米糀 (こうじ) 。「こうじ」の漢字は、現在は “麹” が一般的に使われているが、この字は奈良時代に中国から来た漢字。

 

日本酒の「こうじ」は、麦から造るのではないので、“麹” の字は不自然だ。一方、“糀” は、明治時代にできた国字(和製漢字)で、米糀のみを表している。

 

小泉先生は、“糀” の字を使うように、各方面に呼びかけている。

 

日本酒は世界の「醸造酒」の中では、アルコール度が一番高い。ウィスキーやウォッカは、日本酒よりアルコール度が高いが、「蒸留酒」。

 

日本の水は鉄分が少ないので、おいしい日本酒が出来る。

 


第2部は、続いて、「日本酒の魅力-福島の蔵元より」をテーマにパネルディスカッションが、繰り広げられました。


パネリストは、小泉さんと県酒造組合会長・日本酒造組合中央会理事の新城猪之吉さん (末廣酒造社長) 。


福島県喜多方市出身のフリーアナウンサー唐橋 (からはら) ユミさんが、コーデネーターを務めました。唐橋さんのご実家は、蔵元の「ほまれ酒造」

 

 


小泉さんは「おいしくて安価で福島の酒は素晴らしいと認知されれば、原発の風評はなくなる」と話し、新城さんは「福島の酒は安全・安心であることに、おいしさが加わっている」とアピールしました。


三人は、日本酒に梅干等を入れて煮詰めた煎り酒 (いりざけ) が美味しいと、盛り上がりました。


尚、パネルディスカッション写真は、福島民報社のHPから拝借しました。


フォーラムの最後に、来場者に抽選で福島の日本酒がプレゼントされましたが、当選者は、10人に2人だったので、残念ながら外れてしまいました。


しかし、喜多方市の「河京 (かわきょう) 」の “喜多方ラーメン” が全員にプレゼントされ、家に持ち帰り、早速美味しく頂きました。

 

 


楽しく、ためになったフォーラムでしたが、残念だったのは、会場が劇場型でなく、座席もフラットで、演台も高くなかったので、席により出演者の顔が良く見えなかったことです。


でも、唐橋さんはしっかり見えて、テレビで見る以上に色白の美人でした。新城さんからは、「小さい頃から実家のお酒を舐めて育ったので美人になった」と言われていました。

 

このフォーラムを聴講して、原発事故の風評被害を吹き飛ばすためにも、福島県の日本酒を積極的に紹介していこうと思いました。

 

尚、「隊長のブログ」で取り上げた、福島県産の日本酒銘柄の一覧は、こちらをご参照下さい  。

 

 

== 「学ぶ」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/f5db9e9e6a9e758b72bc946d007772f7

1~25課  省略

26課 2015/4/25 『講座 アジア「共同知」の探究』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f6fbabac6c774d498ab8f9c943e0c41

27課 2015/5/20 『大アマゾン展』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8d5e201c5fd5ac505e184804103f654e

28課 2015/8/4 『講道館 柔道資料館』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fea7c0dffd261ca322ec1d6527701a57

29課 2015/8/31 『東京都水道歴史館』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4fe9bdb9e7df0641759c2479d3a4aced

30課 2015/10/31『河鍋暁斎とその弟子コンドル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/38914b78753b42d2f63a18935f26bcd7

31課 2015/11/9 『佐藤優 哲学塾公開講座』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/959cf1917bae890de1150683b1b1bfb3

32課 2015/11/14『文京ふるさと歴史館』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7e18dee817a63203b0691792ac401a1b

33課 2016/1/8 『レポート「日本語教育の目的」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/033e9429ff4fe768ac2733c04b1eba1e

34課 2016/2/15 『中学校新校舎見学』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb41553788cbd7cc28ec992ade640ceb

35課 2016/2/29 『英国の夢「ラファエル前派展」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf5d69c6776f5769c3e3749233fb2f0e


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