隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.608 『ドラマ 「スカイキャッスル」』

2024年09月06日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第608回は、『ドラマ 「スカイキャッスル』をお送りします。

 

 


民放各局の7月から始まった “夏の連続TVドラマ(連ドラ)”、多くの作品が放送されています。その中で隊長が初回から観ているは、六作品です。以前は、8本前後を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。


その “夏の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『笑うマトリョーシカ』 、


二作品目は、『海のはじまり』 、


三作品目が、『新宿野戦病院』 、


四作品目は、『ギークス~警察署の変人たち~』、


五作品目が、『マル秘の密子さん』 でした。


今日ご紹介する『スカイキャッスル』は、テレビ朝日系列「木曜ドラマ」枠で、7月25日から放送開始されました。放送時間は、毎週木曜日の 21:00 ~ 21:54。


本作品は、韓国のケーブルテレビ局「JTBC」で2018~19年に放送された、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のリメイク版です。

 

 


原作脚本:ユ・ヒョンミ。


日本版の脚本は、橋本裕志(ひろし)。

 

「隊長のブログ」では、橋本裕志さん脚本のドラマを、これで六本を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい

 

誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた、完璧セレブの主人公・浅見紗英を演じるのは、松下奈緒。


松下奈緒さん出演番組は、『ガイアの夜明け』 などを、取り上げています。


共演者:比嘉愛未、高橋メアリージュン、木村文乃、小雪、田辺誠一、鈴木浩介、本多力、大谷亮平、戸田菜穂、橋本じゅん、ほか。

 

 


主題歌は、iri の「Swamp」。


テーマソング:韓国版でハジンが歌った「We All Lie」を、milet(ミレイ)がカバーしています。
 


第1話のあらすじ:セレブが集まる高級住宅街「スカイキャッスル」。ここに暮らす冴島香織(戸田菜穂)の息子・遥人が、超難関の帝都医大付属高校に合格しました。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になるスカイキャッスルのセレブ妻たち:浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)は、お世辞にも成績優秀とは言えなかった遥人の逆転合格に騒然とします。 何が何でも合格の秘訣を聞きだそうと食い下がる紗英、杏子、美咲に根負けし、香織は“受験コーディネーター”の存在を明かしたのです。


受験コーディネーターとは、あらゆる手を尽くして生徒を合格へ導いてくれる特別な存在。しかし彼らとは、ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”でしか接点をもてないといいます。それ以上のことは言えないと、もったいぶる香織。それでも諦められない紗英は、抜け駆けして香織に媚を売り、ついに1枚しかないセミナーの招待チケットを譲ってもらいます。ところが、会場へ行くと、そこにはなぜか杏子と美咲の姿が! 紗英は警戒心を募らせながら、合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香(小雪)との契約をもぎ取ろうとするのでした。


そんな中、誰も予期せぬ運命の歯車が回りだします。あろうことか、「スカイキャッスル」の住民たちが凍りつく“前代未聞の事故”が発生! さらに、成績優秀な息子をもつ新たな住民・南沢泉(木村文乃)が引っ越してきて。。。

 

 

8月29日放送・第6話までの感想:オリジナル作品のことは知っていましたが、観たことはありませんでした。リメイク版の7月25日からの放送開始後、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』が、「BSJapanext」で、8月14日から毎週 月曜日~金曜日の午後3時から4時に放送されることを知り、同時並行的に鑑賞しています。


韓国オリジナル版での全20話(BSJapanextでは28回)を、リメイクでは10話程度で放送すると思われます。その為、ストーリーを端折っている部分が、見受けられます。また。本家では、各登場人物のいきさつや性格を丁寧に描写しているのに対して、掘り下げが出来ていないように思います。


さらに、オリジナル版では、いろいろな場所でロケを行っているのに対して、神奈川県の「湘南国際村」など、限られて数か所で撮影されています。韓国版では、ソウル市内と思われる場所で、カーチェイス並みに、主人公らが自動車を運転しているシーンが度々登場しますが、それもありません。


セレブ達が住む「スカイキャッスル」の家の間取り、インテリア、調度品も本家の豪華さに比べ、チープな印象です。


番組ホームページでは、「世界的ヒット作『梨泰院クラス』(2020年)を世に送り出した韓国の大手スタジオSLLと、その『梨泰院クラス』のジャパン・オリジナル版『六本木クラス』六本木クラス(2022年)の制作陣がSLLと再タッグを組み」と宣伝しています。ホームページも充実しています。


その割には、制作予算は、韓国版の1/10位では、ないのでしょうか。


ただ、キャスティングに関しては、成功したと言えるでしょう。


五人の女優陣に関しては、オリジナル・キャストにルックスもイメージも似た人を、キャスティングしています。


ヨム・ジョンア(韓国版写真の真ん中)と、松下奈緒。イ・テラン(右上)と、木村文乃。ユン・セア(左下)と、比嘉愛未。オ・ナラ(右下)と、高橋メアリージュン。キム・ソヒョン(左上)と、小雪。


夫役の田辺誠一、鈴木浩介、本多力、大谷亮平、橋本じゅんも、オリジナル・キャストに似ていますね。


総評としては、韓国の映画・ドラマのリメイク作品は、オリジナル作品と同等、それ以上のクオリティーを保つのは、なかなか難しいと思います。


唯一の例外は、多部未華子主演の映画『あやしい彼女』  ですかね。


『スカイキャッスル』も、ベテランの橋本裕志さんが脚本を担当しているので、版権にとらわれずに、オリジナリティーを発揮したストーリー展開にすれば、良かったかも知れません。

 

尚、『スカイキャッスル』次回・第7話は、テレビ朝日系列で、9月12日(木)よる9時からの放送予定。『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』次回・第19話は、BSJapanextで、9月9日(月)午後3時からの放送予定です。

 

 

 

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