注)2003年7月29日に配信した記事です。
スポーツ紙やネットのサイト上でMVPは誰が取るかが話題になっています。これらを見ると本命:矢野、対抗:今岡、穴:井川の様です。
矢野はキャッチャーと言うポジションであの高打率、チャンスでの一本、リード面での貢献が挙げられています。今岡は首位打者になってイチローを抜く年間最高ヒット本数を獲得すればの条件付きです。井川は年間最多勝で20勝以上、防御率トップで有れば。
こうして見るとこの3人全てにMVPを取らせてあげたくなりますが、私はあえて下柳の名前を挙げます。7月28日現在の成績は17試合7勝(1完投)2敗、防御率3.75の成績で、勝利数では井川、伊良部、ムーアに遅れを取っていますが、最近の安定度を見れば、ムーア、藪より上ですよね。
シーズン当初は、虎ではなく借りて来た猫の様に、タイガースのユニホームが似合いませんでしたが、最近は入団当初から阪神にいる様にユニホームがなじんでいます。
下柳が阪神の一員になったと自分でも実感しただろうと私が思うのは、6月22日の東京ドームでの読売戦です。この時は木佐貫と投げあいリリーフ陣にも助けられましたが、1点差で勝った試合です。
TV観戦をしていましたが、勝利投手が下柳に付いた時の笑顔が忘れられません。今後も活躍して、出来れば胴上げの時のマウンドにいる姿を見たいですね。