84回目を迎える春の選抜高校野球大会の出場校32校が決まりました。関東からは秋の関東大会優勝校の埼玉の浦和学院、準優勝の栃木の作新学院、ベスト4に進んだ群馬の健康福祉大高崎、同じく伝統校の高崎、東京大会の優勝校関東一、そして残る1枠には横浜が選ばれて出場します。千葉からは残念ながら選抜されませんでした。出場校を眺めてみると、各地区の優勝校を集めて行われた、秋の神宮大会を制した青森の光星学院をたたえて、東北から3校が選抜され、21世紀枠で初出場する宮城の石巻工業とあわせて東北地区から4校が出場を果たします。春夏通じて始めて甲子園の土を踏むのは21世紀枠の北海道の女満別と宮城の石巻工業、一般選抜校からは通信制で初めてと言う、長野の地球環境、宮崎県屈指の進学校宮崎西の4校。また、初出場ですが夏の大会準優勝の経験を持つ山口の早鞆(はやとも)高校には、1989年の夏の大会決勝で帝京高校との投手戦の末、延長戦で破れた仙台育英の大越投手(プロ引退後教育者になった)が、監督になって甲子園に返り咲きます。熱戦を期待しましょう。