小見川 高橋つり具 ブログ

千葉県香取市小見川の釣具店です。
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鹿児島の旅 第2日 知覧特攻会館

2015-01-25 15:54:29 | 
鹿児島2日目は、朝6時に温泉につかる贅沢から始まり、いつもは納豆とご飯と豆腐の味噌汁だけの朝食が、卵焼きから、焼き魚、イセエビの入った味噌汁など豪華な朝食でお腹もびっくり。9時過ぎ指宿駅近くのトヨタレンタカーまで送ってもらい、自動車を借りて出発。仲居さんに教えてもらったJR最南端の駅「西大山」駅で、千葉でもまだここまで咲いていないのではと思う満開の菜の花と、標高924mの薩摩富士と呼ばれる美しい「開聞岳」をバックに記念撮影。近くには浦島太郎が亀に乗って、竜宮城へ向かったと言う浜のある、長崎鼻という岬やフラワーパークがあるそうですが、午後から天気が悪くなると言う予報だったので、目的の知覧を目指しました。途中、イギリスのネス湖の怪物「ネッシー」と同じようなこぶを見たという人が続出した池田湖を見学「イッシー」と名づけられた、その池田湖の怪物にはお目にかかれませんでしたが、池田湖には大きなうなぎが生息するそうです。1時間ほど走って知覧に到着。天気が悪くなる前に、武家屋敷群を見学。日本の道100選に選ばれたと言う綺麗な小路を、名物の知覧茶をご馳走になりながら、これまた四季折々の色彩、風情たっぷりの庭園を見ながら歩きます。7軒ほど開放してくれてあり、住んでいる家は「私有地につき・・・」と立て看板が出ています。武家屋敷近くの川にかかる永久橋のたもとには、特攻作戦当時、出撃のため飛行場に向かう特攻隊員がこの世の別れに枝を折っていったという、桜の並木が健在でした。そしてその隊員たちを、母親の変わりにかわいがってくれた特攻の母「鳥浜トメ」さんが経営していた富屋食堂もあり、今ではホタル館となって、隊員たちの写真や、高倉健さんと田中裕子さん主演で映画化された「ホタル」でも紹介された、富屋食堂でのエピソードを伝えています。トメ観音にもお参りして、戦後になって知覧を訪れる遺族の方々のために、建てたという別館となる旅館で、コーヒーなど飲みながらしばらく過ごしました。その後、特攻平和会館へ。たくさんの灯篭が献納され、隊員と隊員を見守る母親の像、出撃前の隊員が寝泊りした三角兵舎を見学後に中へ。館内は撮影禁止。100円で解説のレシーバーを借りることが出来ます。知覧は陸軍航空隊の基地で、海軍航空隊は大隅半島側の鹿屋などに基地がありました。ここから沖縄へ飛び立って帰ってこなかった方々の写真が遺書などとともに並び、視聴覚室では説明や朗読もあり、継母だったが、優しくしてくれた母親にお母さんと呼ぶことが出来ず寂しい思いをさせてしまってすまない気持ちと、最後に「お母さん。お母さん。お母さん」と書き続けてある遺書など聞いて涙があふれました。戦争はいい若者をたくさん失ってしまいました。来るときに見た開聞岳は、特攻隊員が最後に見た日本本土の山だったのです。
開聞岳と菜の花とJR最南端の駅
池田湖
知覧武家屋敷の小路
武家屋敷の庭園。季節によって色が変わって趣も変わる。
永久橋近くの桜並木。
特攻隊員が過ごした富屋食堂は昔のままの姿で。
特攻平和会館近くのたくさんの灯篭。
特攻隊員の像。
見送る母親の像。
出撃前に寝泊りした三角兵舎。
知覧特攻平和会館。
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