あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

おおむらさき

2010-05-07 23:46:20 | 日記
画像は、以前、私が作った、ミニュチュアドレス を写した、写真なんですけど、違い、解りますかね・・・

特別な細工は 何もしてないんです。 2枚とも、同じようにプリンターで印刷しただけです。

じゃあ、何が違うんだ・・・ と言うと、実は、「 紙 」 が違います。 左側の物は 普通の紙で、右の方は、 「 おおむらさき 」 という紙なんです。

「 おおむらさき 」 は 手すき和紙 で、 天然素材ミツマタ紙 なんです。 この紙は、日本では、東京と 名古屋、甲府、 京都でしか 手に入らないみたいです。 あとは、中国の上海とか・・・後は、中国の地名は、よく解りません・・

普通の紙と違って、和紙ですので、表面をコーティングしてない為に、印刷したインクが、紙の上に浮いて付くのではなく、紙自体にインクが染み込んで付くという特徴があるらしく、 解り易く言うと、和紙に 筆で墨で書いたように、インクが紙に染み込むという感じのようです。

特殊な物ですので、この紙に印刷した物は、毛筆で書いたものと、見分けが付き難く、墨絵等ですと、実際に書いたものと同じような感じになるらしく、日中友好写真展などで 使用されている紙との事、もちろん、教育委員会?とか、様々な公的機関の後援も受けているようです。

なぜ、この 特別な和紙が、私の手元に入手したのかというと、この紙の問屋さんというか、メーカーが 静岡にあり、中国から帰国したばかりの 社長から、譲って貰ったんですよね。

手すき和紙、と言う事は、書いて字のごとく、「 手作業でしか作れない 」 物なんです。 ですから、大きなものでは、1m x 6m が一番大きなものらしく、展示会などでは、やはり大きな物が使われているようです。

この 「 おおむらさき 」 に印刷した物は、出来上がるまで、( 印刷した物が定着するまで って事ですけど・・ ) 約1日、かかるようです。

時間がかかる分、時間が経過すればするほど、作品に 深みと、立体感が出てくるとの事で、画像のものも、時間が経つ毎に、 なんとなく落ち着いた雰囲気になってきます。