概要:国が”形骸化していた教育委員会”とし、漸く見直しされますが、自分のまわりにも形骸化したものがないか、確認しておきたいものです。
解説)3月23日(月)、長男の小学校卒業式の日、旗当番(小学生の通学の安全確保の為に交差点に旗を持って立つ当番)を済ませた後、会社へ。(私は卒業式には出席できずです)
その後は早々に議会へ行き、10時~【総務常任委員会】。先ず、今回議案としてあがっている内のいくつかにつき、現場視察。その内の1つが消防の現在の高砂分署(高砂市高砂町南本町)。建築は昭和10年、今後は水防倉庫兼歴史的価値のある文化遺産として残すことになり、その為の改修設計予算4(百万円)が今回計上されている分です。実際の工事には更に約35(百万円)が今後計上される予定です。
[昨日の現場視察での風景。総務常任委員会委員が現場を見に行きました。]
因みに、4月1日からは下の新高砂分署になりますので、急ピッチで工事が進められています。(昨日朝、出勤時に撮影)
さてさて本題。昨日は現場確認の後、私が所属する【総務常任委員会】と【文教厚生常任委員会】が合同審査を行いました。
昨日審議された議案の中で特に記載しておきたいのが、ここでの高砂市教育委員会に関するお話し。
この教育委員会なる存在、現在は基本的に基礎自治体毎に存在していますが、文部科学省が新しい有り方を示し、今年4月1日以降新制度へ移行します。
理由は、その存在が形骸化していることや責任の所在が不明確(教育委員長と教育長が存在することが原因)であること、現場の課題にスピーディーに対応できないこと等々。見直しのきっかけは大津市のいじめを原因とした自殺が発生したことに対し、教育委員会の有り方が問われたこと。
問題は、国がこれだけの課題を列挙し見直しをするのであれば、何故自殺事件が起こる前に見直しをすることが出来なかったのか?昨日常任委員会で私は「国が教育委員会の課題をこれだけ列挙し改革を断行するが、高砂市の教育委員会も課題について同様な認識なのか?」と質問。
お応えは「高砂市に関してはそうではないが、非常勤の教育委員ではスピーディーに対応できないことがありうることは確か」との話。
そして私たちが注意しないといけないのは、世のあらゆる仕組みで形骸化しているものについては、廃止や見直しを行い、惰性で事を進めないこと。諮問機関や協議会、審議会等々様々な○○会がありますが、有意義な議論を行い、機能しないといけません。
本日も10時~【総務常任委員会】です。