概要:財務部予算で議論になった牛谷団地の断崖の安全策。将来必ず必要になる費用には特別名目の積立金(特目基金)が必要ではないか?と提案。しかし、、、。
解説)3月26日(木)、朝は直接議会へ出向き9時~【代表者会】。ここでは現在国会内で審議されている税制改正等が国会を通過した場合に追加議案として提出されてくる議案等について説明がありました。(行政の世界は、このように国や県の制度を受けて進めなくてはいけないことが多々あり、ギリギリで進むことがあります)
10時~は前日に引き続き【総務常任委員会】。昨日は財務部の平成27年度当初予算について審議が行われましたが、この部署の予算には土地の管理も含まれることから、高砂市の唯一のトンネルである牛谷団地と北浜を繋ぐトンネルとその北面の断崖(横から、と正面からの2枚の写真)の安全管理について昨日は結構な時間をかけて確認が行われました。
[右側は高砂市が開発した断崖]
この団地、かつて(昭和40年代?頃)高砂市が住宅地開発として山林を切り拓き開発した地区らしく、その当時から上の様に断崖と住宅は隣接しているのですが、こちらにも老朽化の波は押し寄せてきており、今回”待ったなし”で防護ネット等対策費用(当初予算では設計費250万円、その後補正で2億6千万円)が計上されることになっています。
知る人ぞ知るトンネルで、高砂市民でもそれ程認知されていないかも知れませんが、写真には写っていないトンネルは鹿島中学への通学路にもなっている上に、昨今は通行量も増加しているらしく、落石防止対策は本当に待ったなし状況です。
そして最後に他の議員に加え私も重ねて指摘・依頼したのが、こういった待ったなしの事業やいずれ必要となる事業に対し特別な名目で基金として別途お金を積んでおくべきではないか、ということ。
行政当局のお応えは「分かっているけど、そこまでの余裕がないのが実情」とのこと。
当たっているかどうかはわかりませんが、個人においても「お金が、有れば使うタイプ」と「有っても計画的に使うタイプ」がある様に思うだけに、高砂市は「有っても計画的に使うタイプ」であって欲しいとは思うのですが、これは個人ではないので、難しいのかな~?
本当に色々なことに予算を配分しないといけないのが行政の世界。国の制度で執行額も変わることも多々あり、全体の流れ、俯瞰的な視点をもって財政運営をしないといけません、ね。