たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

消防本部高砂分署の保存に思う

2015-03-25 06:18:33 | 委員会報告

概要:消防高砂分署の保存は教育部の役割では?将来に向けた様々な施策、先ずは「やってみなはれ」と思うばかりです。

解説)3月24日(火)、出社後は早々に議会へ。10時~始まった【総務常任委員会】では、最初に消防本部の平成27年度予算について審議。その審議で最も議論の対象になったのが、下の写真の高砂分署。

『歴史的景観形成地区』として兵庫県より指定されており、今回この建物を残すことになったのですが、兵庫県からは保存の為の初期投資に要する費用の50%が補助されるものの、維持管理費にはお金は出ないとのこと。

話題になったのが、本当に残さないといけないのか?維持管理の方が大変ではないのか?そして、

何故消防部門が予算計上するのか?本来では歴史建造物としての保存であれば教育部ではないのか?ということ。

これって一見、何処が所管しても良い様に思うかもしれませんが、消防部門はやはり消防の役割を全うし、消化活動や救急活動、防災対策等に専念して頂かなければならず、歴史建造物のことはやはり本業とは言えません。

残すことについては、行政当局が提案して来ているので、「やってみなはれ」という感覚で承認はするものの、やはり「いいのかな?」との疑念は残っています。

昨日はその他、監査・公正委員会や選挙管理委員会そして企画総務部の議案について審議。

姫路市を中心にした連携中枢都市圏構想では、現在でも姫路市の入っていない2市2町(加古川市、稲美町、播磨町と高砂市)で連携し広域ごみ処理施設や夜間救急医療体制等様々な事を行っているが、姫路に軸足を置いて連携していくことで支障はでないのか?とのベテラン議員さんからの質問に、登市長は「その時その時で一番良い選択をしていく」とのこと。

連携中枢都市圏構想や地方創生に向けた総合戦略策定、公共施設等総合管理計画等々、これから様々なことが行われますが、心配ばかりしていても始まらず、成功を祈って「やってみなはれ」と言いたくなる今般の予算審議です。

本日は朝会社に出勤し、今年の高卒新入社員の若者たちに「企業と地域との共生」のお話しをした後、議会へ移動する予定です。

 

 

 

 

 

 


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形骸化した教育委員会

2015-03-24 05:28:02 | 委員会報告

概要:国が”形骸化していた教育委員会”とし、漸く見直しされますが、自分のまわりにも形骸化したものがないか、確認しておきたいものです。

解説)3月23日(月)、長男の小学校卒業式の日、旗当番(小学生の通学の安全確保の為に交差点に旗を持って立つ当番)を済ませた後、会社へ。(私は卒業式には出席できずです)

その後は早々に議会へ行き、10時~【総務常任委員会】。先ず、今回議案としてあがっている内のいくつかにつき、現場視察。その内の1つが消防の現在の高砂分署(高砂市高砂町南本町)。建築は昭和10年、今後は水防倉庫兼歴史的価値のある文化遺産として残すことになり、その為の改修設計予算4(百万円)が今回計上されている分です。実際の工事には更に約35(百万円)が今後計上される予定です。

[昨日の現場視察での風景。総務常任委員会委員が現場を見に行きました。]

因みに、4月1日からは下の新高砂分署になりますので、急ピッチで工事が進められています。(昨日朝、出勤時に撮影)


 さてさて本題。昨日は現場確認の後、私が所属する【総務常任委員会】と【文教厚生常任委員会】が合同審査を行いました。

昨日審議された議案の中で特に記載しておきたいのが、ここでの高砂市教育委員会に関するお話し。

この教育委員会なる存在、現在は基本的に基礎自治体毎に存在していますが、文部科学省が新しい有り方を示し、今年4月1日以降新制度へ移行します。

理由は、その存在が形骸化していることや責任の所在が不明確(教育委員長と教育長が存在することが原因)であること、現場の課題にスピーディーに対応できないこと等々。見直しのきっかけは大津市のいじめを原因とした自殺が発生したことに対し、教育委員会の有り方が問われたこと。

問題は、国がこれだけの課題を列挙し見直しをするのであれば、何故自殺事件が起こる前に見直しをすることが出来なかったのか?昨日常任委員会で私は「国が教育委員会の課題をこれだけ列挙し改革を断行するが、高砂市の教育委員会も課題について同様な認識なのか?」と質問。

お応えは「高砂市に関してはそうではないが、非常勤の教育委員ではスピーディーに対応できないことがありうることは確か」との話。

そして私たちが注意しないといけないのは、世のあらゆる仕組みで形骸化しているものについては、廃止や見直しを行い、惰性で事を進めないこと。諮問機関や協議会、審議会等々様々な○○会がありますが、有意義な議論を行い、機能しないといけません。

本日も10時~【総務常任委員会】です。

 

 

 

 

 

 


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奨学金ローンを残した相手と結婚する?

2015-03-23 06:12:31 | 一般・代表質問

概要:一般質問で行われた奨学金返済助成で気がついた「結婚と奨学金返済の関係」

解説)3月21日(祝日:土曜日)、10時~休日議会が開かれ【一般質問】が行われました。合計8名、様々な質問がありましたが、今日はその中で今までになかったと思われる質問(提案)として、我が会派の石徹議員が行った「奨学金返済への助成」について、少し話題にしたいと思います。

石議員が提案したのは、定住促進として、奨学金返済に対し、ポイント制で返済を助ける(助成する)というのはどうか?というもので、例えば、学校卒業後も高砂市民であれば1ポイント、高砂市民のまま結婚すれば更に1ポイント、高砂市内に住宅を所得すれば更に1ポイント等加点しながら、返済を助けていくことで、高砂市民であり続けて頂こうというもの。(ポイントと返済助成の具体的論はありません)

因みに、現在の奨学金受給状況を見てみると、徐々に増加し、1992年には22%台だった受給率が今では学生(昼間の部)の50%過半数が受給しています。

その後、会派内で話題になったのが「奨学金返済(ローン)を抱えた相手と結婚するか?」とのこと。会派内に来ているインターン生2名も話題に加わり「時期を遅らせるでしょう」と言うのが大方の雰囲気。

私の感覚では「人生の重大事である結婚と奨学金返済が関連するか?!」との大いなる疑問も反主流派。関連する、らしい、、、。(この点に関しては、自分の価値観が少し世間と違うことを痛感しました)

因みに、当局の答弁は「検討する」ということで、完全却下でなく安堵。

追伸:そういえば、私も10数年、結婚する前には奨学金返済を残していました。勿論、残金があることを相手(現在の妻)には伝えてはいましたが、問題なく(?)結婚できてよかった。


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先ず鋸の刃を磨く

2015-03-21 05:49:27 | 日記

概要:定例議会中にぽっかり会議のない日となり、書類整理。ポイントは効率よく仕事をする為に先ず何をするか?「木を切る為には先ず鋸(ノコギリ)の刃を磨くこと」

解説)3月20日(金)、通常通り出社後、早々に議会へ。そうは言っても前日に本会議質疑を終えており、昨日は私が属している【総務常任委員会】は開催されず、【広域ごみ処理施設対策特別委員会】とその後の【文教厚生常任委員会】と【建設環境経済常任委員会】のみが開催された為、一日ぽっかり会議のない日となりました。

そこで、やったのが書類整理。やってもやっても次から次に頂く書類の整理は中々追いつきません。

最近ちょっとした本で仕事の生産性を高める為のお話として知ったのが、「6日間で森の木を伐採しなさい」と言われた者が初日の一日をかけてやったことは何か?「鋸(ノコギリ)の刃を磨いくこと」という話。

即ち、ここで言いたかったことは、「仕事の生産性を上げる為に先ずやらなければならないことは、きちんと準備を整えること」でした。

そういった意味では、書類整理においては何処に何があるのか?なんて探している様では論外。置き場所を整理し常に分かる様に表示し、書類にはインデックスを付け、ファイルには名前を書く。

個人差があるにせよ、常に効率よく事を運べるように、”刃を磨いておく”ことが大切です。

本日は祝日ですが、高砂市議会では10時~一般質問(一人40分を使い行政当局と日頃の課題を質疑する場)が開催され、8人が登壇します。(私は先日代表質問をしており、登壇致しません)

お時間の許す方は高砂市役所議会棟へ是非お越し下さい。

下の写真は、昨日夕刻に補導委員として、取り換えの要・不要を確認に見回りした看板(高砂市青少年補導センターが設置した看板です)。2枚目の様に色の褪せた物は交換です。

[法華山谷川と間の川合流地点の看板。設置後4年、これはまだ大丈夫ですね。]

[間の川の樋門付近に設置した看板。設置後11年が経過し、色褪せているので、交換ですね。]

おまけに1つ。法華山谷川の護岸工事後の土手。ここそこ危険!早急に策を作らないと、足を滑らせ10m下まで滑り落ちてしまいます]

みなさん、安全には十分注意し、良い週末を!「ご安全に」

 

 

 


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当初予算の原案訂正

2015-03-20 05:37:51 | 治水対策

概要:高潮対策の件で平成27年度当初予算を原案訂正。議案は通る(可決される)もの、と思い込んでいた心を反省。

解説)3月19日(木)朝、少し早く出て、「朝ごぱん市」(今週末の3月21日に開催される高砂銀座商店街のイベント、毎月第3土曜日に開催されている分です)のビラを会社の社宅ポストに配布。

その後出勤し、早々に議会へ。

平成27年度当初予算の本会議質疑も最終日となった昨日、数日前から保留となっていた浸水対策としての高潮対策候補地現地ボーリング調査事業予算について、最終的に「原案訂正」として取り下げられる形となった。

理由は以下通り(と認識しています)

 高潮対策として3つの候補地をあげておきながら、一番河口部の土地が理由も明確になっていないまま最適地として決まったかの如く進んでいること。(他の土地が最適でないことが明確に示されていない)

これが、一番の理由ですが、その他にも、もし「最適地」と行政が言う河口部の土地を購入するとなった場合、不法投棄された物を誰が処分するのか?その費用に公的資金(税金)が使われることが妥当か?(議員の中には監査請求するとの声も出ています)との観点もあります。

「原案訂正」という結果で、平成27年度当初予算は320数億円から、当該の4百万円が削られ、高潮対策事業は、次回定例会である6月頃を目途に、再度、準備万端整えて、(即ち様々な疑念を明確に払拭できる状況に整理して)再提案ということになります。

今回のこの「原案訂正」ということを通じ、自分は行政当局が提案してきた議案は”間違いなく可決されるもの”と思い込んでいた思い込みが心の何処かにあったことを反省し間違いであることに気付かされ、何処かにあった油断めいた気持を戒めないといけないと思っています。

昨日の原案訂正で一般会計含めすべての会計について、本会議質疑を終えましたので、本日からは、小グループ(特別委員会と常任委員会)に分かれ、付託された項目・予算について喧々諤々の議論を始めます。

3月30日(月)の最終日前まで、これが続きます。


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