介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

忘れじのクリスマス

2024-12-09 10:53:54 | 武久の視線
クリスマスシーズンになると思い出すクリスマスがある
在宅介護生活を始めた頃、地域の知的障害者の授産施設からの招待状が来た
クリスマス会の招待だった、季節の行事とは縁遠くなった僕らは楽しみに出かけた
各自にショートケーキと紅茶、職員の寸劇、利用者の唄、ボランティアの演奏、、、
健常者だった頃のクリスマスみたいに
派手なイルミネーションや賑やかな音楽、大きなケーキ、ご馳走、酒もない
質素で素朴なクリスマスだけど、そこにはロウソクの灯りにゆれる笑顔があった
派手じゃなくても、豪華ではなくても、、、そこには、みんなの真心があった
言葉にするほど幸せでなく、涙にするほど不幸ではない
松山千春の凡庸と言う歌の歌詞の一節を、ふと思い出したクリスマス会でした。
 
 
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