阪神電鉄レンガ倉庫⇓は、阪神電鉄尼崎火力発電所として使用されていた建物です。
阪神電鉄尼崎車庫西側にあり、明治34(1901)年竣工の煉瓦造りの建物です。
明治38(1905)年阪神電鉄開業当時は、尼崎が中枢の地であり、本社や車両工場などの
主要施設を設置し、この尼崎発電所と御影発電所で発電された電気を電車の走行に使用
していたほか、沿線で一般家庭等にも配電していました。明治38(1905)年の阪神電鉄の
開業当時では、一般家庭にもまだそんなに十分に電気は供給されていなかったのでしょうね。
その後、昭和60(1985)年に増築部が取り壊され、増築前に当初建てられた部分が現存しています。
とにかく築後124年の古い建造物です。現在も鉄道関係の資材倉庫として利用されておりますが、
歴史遺産としてもっと注目されてもイイと考えます。