「どーしてこんなにうまいんだぁ!」
著者:椎名誠
「椎名誠初の料理本」…というキャッチで売り出されたらしいが…それについては本著の解説で竹田聡一郎が8ページに渡って言い訳しているのでソチラをどうぞ←
まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」
いつ「青イソメ」が出るかとドキドキ←いきなり超絶マニアックネタ乙。
やけに著者がトンガっているのでてっきり30代の頃の著書かと思えばなんとわずか4年前!
BE-PAL大フライパン事件wwwwwww
やっぱバレたのかwww←知る人ぞ知るww
別の作家が違う出版社で連載していた記事が丸ごと載っているのには驚いた(73ページ)。これがまた美味そうで困る(涎
85ページの小学校五年生のエピソード。
どんなにか筆舌を尽くすよりたった半ページの文章を読むだけで教育の問題点がまざまざと浮き上がってくる。
…学校や親がコレを邪魔しちゃいかんよ。学校の勉強だけが大事じゃない、危ないからしちゃいけませんアレもコレもドレもソレも…で真っ当な人間が育つ訳ぁない。
87ページ、生ガキの件は
「BARレモン・ハート」を読んでいて良かったと思う。
真ん中あたりの「あやしい探検隊、獲って作って飲んで食う」でちらりとメンバーたちの去就が…。あぁ…。
終盤「決定!読者が選んだシーナ料理ベスト5」では「名前などない料理」を含む数多の名作の中から5品、リストアップされている。
「一般人がどう逆立ちしたって食えんだろコレ」がランクインしてるのは「食えないだろうけど食ってみたい」という思いの現れである。
「旅と食いものとその道具ーーーあとがきにかえて」
…この4ページを見ているだけで気分はもう旅の空…(遠い目)
文庫版あとがき「あさめしの問題」ではあとがきもそこそこに舌鋒鋭く「あさめし」論を打つ。
うんうん。そーいうのも時にはいいけど何処に行っても判で押したように同じってのは確かに。
いつまでも悪ガキでヤンチャなままのいいオッサンたちが焚火囲んでドンチャン騒ぎしてる姿がこんなにも魅力的で羨ましく思えるなんて…。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ