ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.055. フイゴ figo

2018-11-27 | 飾り棚

長さ39cm

 ポルトガル語で何というのか、辞書を引いても解らないから、ここでは日本語でフイゴと言おう。
 でも日本語ではなさそうだ。ひょっとしたらポルトガル語かもしれない…?
 ポルトガルのフットボールのスター選手、フィーゴ(Figo)これを辞書で引くと、「イチジク」と出ている。
 このフイゴの形も逆さにすると、イチジクに見えなくもない。

 鍛冶屋で火を起こす時に使うフイゴだが、これは飾りを兼ねたもの。
 でも家で炭火を起こすときには、立派に役立つ優れもの。
 かすかに着いた小さな火種が、フイゴのひと吹きでゴーッと勢いよく燃えあがる。
 ベランダで炭火を起こすのはだいぶ前から止めたので、このごろ使うこともなく、壁の飾りになってしまったのが残念。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.54. 波型オリーヴ入れ azeitoneira

2018-11-26 | 飾り棚

直径10cm


 オリーヴ入れで縁が波打ったものは珍しい。
 描かれたオリーヴの実もまっ黒に熟れて美味しそうだ。
 このオリーヴ入れはサンペドロで買ったもの。陶器の村サンペドロはモンサラスのふもとにある。
 その周りには野原が広がり、ANTA(古墳)があちこちに点在している。いつの時代のものかは判らない。
 数個の巨石を柱状に立てかけ、その上に平たい大石を屋根として乗せただけの簡単なものである。
 ANTAの側にはオリーヴの古木が何本も生い茂り、枝には完熟した黒い小さな実がたくさんついていた。
 ちょっと離れた所から人の話し声とバシ、バシッという音が聞こえてきたので行ってみると、村人たちが数人でオリーヴの古木を囲み、長い棒を振り回してオリーヴの実をたたき落としていたのだった。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.053. バルセロスのロウソク立て Castiçal

2018-11-25 | 飾り棚

高さ9.5cm

 ポルトガルの北方、ミーニョ地方の町、バルセロスの焼き物。
 この町の陶器は茶色の素焼きの上に白い上薬を使った点描模様が特徴。
 我家には同じ模様の土鍋や壺など、いつのまにか数が増えている。
 このロウソク立ては、今年の夏のサンチャゴ祭で見つけて買ったもの。
 このところ停電はほとんど起きなくなったので、ロウソク立ての出番はないが、陶器市で見かけるとついつい買ってしまう。
 片手で握れる取っ手がいい。 MUZ

©2018 MUZVIT


K.052. エルバス市紋中皿 Prato

2018-11-24 | 飾り棚

直径26cm

 エルバスのTURISMO(観光案内所)で10年以上も前に買ったエルバス市の紋章入りの中皿。
 そのツーリスモはエルバスの中心地にどっしりと構えるノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会と対峙するところの古い趣のある建物の中にある。

 教会とツーリスモの間には三角形の白と黒にモザイクされた美しい広場があった。
 その広場は今、大きく掘り返され、2台のショベルカーが忙しく働いている。たぶん地下駐車場を造っているのだろうと思う。

 かつてはツーリスモの真ん前に路線バスの発着場があった。
 エルバスの町は城壁に囲まれている。
 二階建てのバスはその城壁の中に入りグルッと五分の一ほど周り狭い石畳の道を家の軒先を引っ掛けんばかりにして中心広場まで上って行く。そしてツーリスモの真ん前で人々を降ろす。
 「何もこんなに苦労をして上って来なくても城壁の外にバスターミナルを造れば良いのに」といつも思っていた。

 だいたい小さな町である。
 せめて城壁の中はクルマ禁止にして、町の人や観光客のためにトランだけを走らせれば良いのに!と思っている。
 町の人には無料で定期券を配布して、観光客からは乗車代金を徴収する。
というアイデアはどうであろうか?
 商店への納入業者の通行は早朝のみ!とかに制限して。
 観光資源の豊富な古い町である。果たして地下駐車場は必要なのだろうか?

 各町ごとにそれぞれ特徴的な紋章があり、それを見るのも楽しい。
 ちなみにセトゥーバル市の紋章は中心部分に帆船が描かれている。 MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.051. 呉須花絵椀 Tigela

2018-11-23 | 飾り棚

直径13.9cm 高さ5.2cm

 線彫りの上にアズレージョと同じ藍色で彩色された花が底に浮んでいる。
 ぶ厚く、焼きが硬いのでとても丈夫。
 大きさも形も手に馴染み、ちょっとした煮物を入れたりするのに重宝している。

 ポルトガルではこのような形のお椀をよく見かける。
 ソッパ(スープ)を食べるのに使われるが、レストランではこんな柄物ではなく、普通の茶色いお椀で出てくる。

 ポルトガルのソッパはとても美味しい。
 ソッパの種類はいろいろあるが、代表的なのは「カルド・ベルデ」。直訳すると「緑のスープ」ということになる。ポルトゲーサ(ポルトガルキャベツ)を細かく刻んでジャガイモとじっくりと煮込んだ薄緑色のポタージュスープ。

 ポルトゲーサはどこの家の畑や庭の片隅にも数本植えてある。
 夏が終ると苗を植えて、ソッパを作るたびに一枚か二枚の葉っぱをもぎ取って使う。
 ずいぶん丈夫な野菜で、どんな痩せた土地でも育つし、ほんのちょっとのスペースでも植えてある。葉っぱをもぎ取られるごとに、ぐんぐんと伸びて、真冬には私の背たけ以上にも成長している。
 秋から春にかけて煮込み料理などに使われる。
 冬の終わりには葉っぱがほとんどなくなって、残った棒状の茎が枝分れして菜の花をつける。
 この菜の花がメルカドに顔を出すと、そろそろ冬も終わりだな…と感じて、なんとなくウキウキしてしまう。
 ごわごわと硬い緑の葉っぱはビタミンやミネラルなどがたっぷり含まれている。
 健康食品として持てはやされている「青汁」の材料、ケールはポルトゲーサの葉とそっくりだが、同じものではないだろうか? MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.050. 割き木編みカゴ Cesto

2018-11-22 | 飾り棚

幅27cm

 日本ではこういったカゴは竹か藤の蔓で作られているのが普通だが、これは木の細い部分を割いて編んだ物。

 ゴッホのヌエネン時代の絵にこの様なカゴにじゃがいもをいっぱい入れて描いた絵がある。
 そんな絵をいつか描いてみたいと言ってVITが露天市で買い求めたもの。

 我家ではじゃがいもではなく、リンゴ入れになっている。
 今までこのコーナーでは中には何も入れないでそのものだけを登場させたが、今回は使っているそのままの姿で撮影した。

 今、東北、北海道のリンゴ産地も台風18号により大変な被害を受けた。
 前の浅間山の噴火で灰を被ったキャベツでもそうだったが、今回のリンゴも捨てることなく安くで販売されている。
 今までのやり方で「規格に合わない物は全て廃棄」といった、農協中央会的、或いは中央卸売り市場的なやり方には疑問があったので良い方向に向かっている様に思う。

 さて写真のリンゴは日本では絶対に規格外だろう。
 ポルトガルのリンゴである。
 一個の直径は僅か6センチ程のひと口サイズ。
 100年前のセザンヌが描いたリンゴはこの様に小さい。
 大きなリンゴを見慣れた私はセザンヌの絵を不思議に思っていたが、あれが普通だったのだ。
 ポルトガルのリンゴを見て納得している。

 ポルトガルでも最近は輸入リンゴが売られている。
 綺麗にワックスが掛かっていたりするし、冷蔵輸入なので傷みやすい。

 その点ポルトガルのリンゴは見栄えは悪いがワックスも掛かっていないし、冷蔵流通などには乗っていない。だからかえって腐りにくいし、仮にしわしわになっても食べる事が出来る。わざわざしわしわのリンゴを選んで買っている人もいる位だ。甘味は多いしMaça Assada(焼リンゴ)を作るのに都合が良い。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.049. アレンテージョ地方のマントを着た羊飼いの絵柄オリーブ入れ Azeitoneira

2018-11-21 | 飾り棚

 直径11.8cm

 まだ九月になったばかりで、この図柄はちょっと季節はずれかもしれないけれど…。アレンテージョ地方の羊飼いや農民には必需品の伝統的なマント。
 肩のところが二重になっていて狸かキツネの毛皮が衿に付いている。
 雨や風、寒さにいかにも頑丈そうなデザイン。

 日本でも昔はこれとそっくりのマントを普通に着ていたらしい。
 子供の頃、明治生れの祖父がこんなマントを着ていた記憶がかすかにある。
 やはり衿には毛皮が付いていて、ラッコの毛皮だと言っていたのを憶えている。
 もしかしたらそれも、もともとはポルトガルから伝わったものかも知れない。
 ちなみにマントはポルトガルからの外来語だ。

 数年前、アレンテージョ出身の小説家・サラマゴがノーベル文学賞を貰った。
 その後ポルトガルの大統領からも勲章を授与された。
 その授与式にサラマゴはこのアレンテージョのマントを着て臨んだのが印象的だった。

 今でもこの伝統的なマントは露天市の洋服屋では普通に売られている。

 このオリーブ入れはサンペドロの産、モンサラーシュの土産物屋用に作られた物で手彫り、手描きではあるが、残念ながら、ろくろ作りではない。
 鋳型貼り付け作りであるから、型は綺麗に整いすぎていてもう一つ味がない。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.048. 舟型チョリソ皿 Assador Chouriço Canoa

2018-11-20 | 飾り棚

 長さ22.5cm

 これは皿というべきかどうか判らないが、産地はミーニョ地方、バルセロスの陶器。
 この器を店頭で初めて見かけた時は何に使うものか解らなくて、しばらく悩んだものだ。
 これはこの夏のサンチャゴ祭の陶器市で見かけて買ったもの。
 まだ一度も使ってないのでピカピカのまっさら。
 店の人に尋ねたら、「チョリソをこの上に置くのだ」という簡単な答えしか返ってこなかった。

 ポルトガル独特の器?かもしれない。
 Assadorアサドールとは「ロースト」という意味だから、この器にチョリソ(サラミソーセージ)を乗せてオーブンに放り込む。
 すると余分な油分は鉢底に溜まる…ということだろうか?

 実はそうではなく、皿底にアルコールを流し、マッチで火を点け、チョリソの表面をあぶって食べるのだそうだ。

 チョリソはポルトガル料理には欠かすことはできない。
 それはそのまま食べると言うよりも、料理に深み、コクをつけるために、なくてはならない調味料の様なもの。
 でもチョリソを入れたからそれでよし、とはならない。
 数々の香辛料、にんにく、豚の脂身。時にはアサリ。
 トマトやピメンタ(ピーマン)の塩漬け。オリーブ。そしてワイン。
 いろんな物が複雑に絡み合って深みとコクのある料理が出来上がる。

 ポルトガルには「どこどこのチョリソはどうの」と言った銘柄が各地にあり、チーズやワインの様に専門店までもある。

 さて我家の今夜の料理は?
 「あっさりとお茶漬けといきましょうか…」
MUZ

©2018 MUZVIT


K.047. 飛ぶ魚絵柄深大皿 Prato Pintura de Peixe

2018-11-19 | 飾り棚

直径36cm

 アレンテージョ地方の陶器の町レドンドでは、毎年8月に紙の祭りがある。

 町のあちこちの通りがテーマごとに切り紙で作ったオブジェが飾られ、頭上にはアーケードが作られて、切り紙細工がびっしりと下がっている。
 見た目にもきれいだが、真夏の燃えあがるような太陽をさえぎる役目もしている。

 そんな中を歩き回っていて、ふと目に付いた。
 勢い良く跳ねる魚は飛び魚だろうか?
 でもメルカドで飛び魚を売っているのは一度も見たことがないし、カジキマグロにしては口が尖がっていないし…

 たぶん想像上の魚なのだろう。
 「魚と花」の図柄。
 なんだかシャガールの雰囲気がして、気にいっている。MUZ

©2018 MUZVIT


K.046. 17世紀小鹿花模様陶磁八角深小箱 -Caixa Pequena Sec.ⅩⅦ

2018-11-18 | 飾り棚

10.7x7.5x7.5cm

 以前にもこの手の柄の小箱は登場しているが、八角形とこの深さかげんが良く、一番気に入っている。
 この中には、「私のお気に入り」あちこちの旅の途中で買った小さな物たちが納まっている。
 私にとって大切な物、でも他人から見たらガラクタのような物たち…だけど。 MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.045. 乳鉢と乳棒 Almofariz e Mão de almofariz

2018-11-17 | 飾り棚

高さ 15.7cm


  ポルトガル料理には欠かせない台所道具。
  木工製のすり鉢。
  何の木で作ってあるのか分らないが、手に持つとすごく軽い。
  香辛料やニンニクそれにトマトなどもこの器で潰してしまう。
  おおまかに潰して鍋の中に放り込む。
  ポルトガル料理はどこで食べても旨い。
  それは大量に作るからだと思う。
  大量に作って大勢で食卓を囲んで喋るだけ喋って大量に飲んで大いに食べて食事時間を楽しむ。
  そして太るだけ太る…。MUZ

©2018 MUZVIT


K.044. オリーヴの絵柄オリーヴ入れ Azeitoneira

2018-11-16 | 飾り棚

直径 9.6cm


 先週はオリーヴを漬ける甕(かめ)で今週はオリーヴを食べる時に盛り付ける皿。
 どうもオリーヴに関する物が多い。
 これもサン・ペドロの陶器。
 裏には釘彫で全面にしっかりとサインが施されている。
 表の絵柄も小さい割にはしっかりと彫られ丁寧に着色されている。
 でもこれはサン・ペドロの窯元で買ったのではなく、10年も前にセトゥーバルのサンチャゴ祭の陶器市で買ったもの。
 そのサンチャゴ祭は先週の土曜日から始まっている筈である。
 「筈である。」と言うのは、今年からルイサ・トディ大通り公園を通行止めにしての開催ではなく、どうやら特設会場を設けて始まっているらしい。
 例年なら先ず陶器屋さんが店を出し始め、次いで木工製品、皮製品、銅製品、それからサーカス小屋が建ったり、移動遊園地が始まったりそして食べ物屋、フォルチューラス(ドーナツ屋)。
 各サークルの展示場と徐々に広がって行くのだが今年はそれが全くない。
 ないと言うより会場が移ってしまったので、私たちの目に触れなかったのだ。
 やはりポルトガルもかなりクルマ社会になってきて、交通規制がだんだん難しくなって来ているのかも知れない。
 会場はこの町の反対側の丘の上。
 市から配布されているスケジュール表を見ると、連日、ファドやフォルクローレなどの音楽の催しも予定されているが、始まるのはいつも夜10時から。
 セトゥーバルの住民たちの熱帯夜をやり過ごす知恵なのだろうか?
 とても付き合ってはいられない。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.043. 素焼き大甕(おおがめ) Pote

2018-11-15 | 飾り棚

高さ 45cm


 オリーヴの実を塩漬けする時に使う大甕。
 30キロは入ってしまう。
 日本で梅雨時に一年分の梅干しを漬ける様なものだろうか?

 サン・ペドロの窯元でこの甕を見かけた時、味噌造り用にもってこいと思って買って帰ったのだが、大きすぎて玄関の飾りになってしまった。

 飾りと言っても単なる飾りではなくて、蓋を付けて椅子代わりに座れる様にして、中には米や大豆を入れて保存している。
 甕の中は比較的温度が一定で、しかも我家の玄関はあまり気温に左右されないので、穀物の保存場所として最適である。

 我家を訪れたお客さんは単なる飾り物だと思って、まさか中にお米が入っているとは気付かないだろう。MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.042. インコの絵柄陶器椀 Tigela Pintura Papagainho

2018-11-14 | 飾り棚

直径 11.8cm


 最近は東京あたりでも逃げ出したペットのインコが自然に繁殖し群れで飛び回っていると聞いた。
 都市の温暖化で冬でも生き延びることができるのだろう。
 それに実のなる街路樹がたくさん植えられていて、餌には不自由しない。
 元々いた在来種の野鳥の生活空間を脅かす存在になり生態系の破壊に繋がると専門家は危惧しているという。

 ポルトガルの我家の窓でも時たまエメラルドグリーンの鳥が横切る。
 逃げ出したインコが我家に隣接する松の森にやってくるのだ。
 たぶん西側の家の鳥かごからだと思う。
 たまにそういうことがあるから、今までにかなりのインコが逃亡しているようだ。

 ピニャル・ノヴォの露天市では珍しい様々なインコが売られている。
 動物園でも見たことがない様な貴重種と思われるものもいる。
 「いいのかな~?」と心配しながらも見ているのだが…。

 ペルーやエクアドールの露天市ではジャングルで捕まえてきたインコを「買ってくれんかね~」と声をかけてくる。

 コロンビアでは宿で泊まり合せた客たちで申し合わせてジープをチャーターして野生のインコの群れを見学に行ったことがある。
 山奥の滝壷の中を飛んでいるインコの大群をみて感激したのを覚えているが、今それが東京の空で起っているのだろうか?

MUZ

©2018 MUZVIT

 


K.41. 17世紀模様片手付き蝋燭立て Palmatória

2018-11-13 | 飾り棚

直径 9.8cm


 手の平サイズの小さな蝋燭立て。
 我家にたくさんある蝋燭立ての中でも一番最初に買い求めた物。
 だからもう10年以上も前から我家の住人となっている。

 セトゥーバルに住み始めた頃はとにかく停電と断水が多かった。
 雨でもないのに、嵐でもないのに突然停電する。
 最近、停電はめっきり少なくなった。
 断水は相変わらず時々あるが…だから水の汲み置きは必須である。
 それと同時に蝋燭の買い置きも欠かせない。
 でも停電がほとんどなくなったので、蝋燭も停電用の実用的なものよりも、ちょっと気取った食卓用との兼用を考えて、もう少しデザインされたキャンドルを買い置きする様になっている。
 例えばもっと太いものであったり、四角い物であったり。
 それにはこの様な蝋燭立ては必要がない。

 でもこの形は愛すべきものがある。
 これからもどこかの店先で見かけたら、きっとまた買ってしまうだろう。MUZ

©2018 MUZVIT