直径 9.6cm
先週はオリーヴを漬ける甕(かめ)で今週はオリーヴを食べる時に盛り付ける皿。
どうもオリーヴに関する物が多い。
これもサン・ペドロの陶器。
裏には釘彫で全面にしっかりとサインが施されている。
表の絵柄も小さい割にはしっかりと彫られ丁寧に着色されている。
でもこれはサン・ペドロの窯元で買ったのではなく、10年も前にセトゥーバルのサンチャゴ祭の陶器市で買ったもの。
そのサンチャゴ祭は先週の土曜日から始まっている筈である。
「筈である。」と言うのは、今年からルイサ・トディ大通り公園を通行止めにしての開催ではなく、どうやら特設会場を設けて始まっているらしい。
例年なら先ず陶器屋さんが店を出し始め、次いで木工製品、皮製品、銅製品、それからサーカス小屋が建ったり、移動遊園地が始まったりそして食べ物屋、フォルチューラス(ドーナツ屋)。
各サークルの展示場と徐々に広がって行くのだが今年はそれが全くない。
ないと言うより会場が移ってしまったので、私たちの目に触れなかったのだ。
やはりポルトガルもかなりクルマ社会になってきて、交通規制がだんだん難しくなって来ているのかも知れない。
会場はこの町の反対側の丘の上。
市から配布されているスケジュール表を見ると、連日、ファドやフォルクローレなどの音楽の催しも予定されているが、始まるのはいつも夜10時から。
セトゥーバルの住民たちの熱帯夜をやり過ごす知恵なのだろうか?
とても付き合ってはいられない。MUZ
©2018 MUZVIT