セリ科、Apiaceae,、ナガミノセリモドキ(スカンディクス)属、ヨーロッパ原産、
学名:Scandix pecten-veneris、
和名:ナガミノセリモドキ(長実の芹擬)、ナガミゼリ(長実芹)、
英名:Shepher’d-needle、Venus’s comb、Venus’ Needle、
葡名:Agulha-de-pastor、Agulheira、Erva-agulha、Erva-agulheira、Garfinhos、
2016年2月25日、2020年2月21日、3月7日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
実は最高 7センチほどで、櫛状毛で内側を覆われる。
英国、スウェーデンから地中海沿岸、ヒマラヤ山脈、東ヨーロッパまで分布。
若い茎はサラダまたは煮物野菜として使われる。
ポルトガル名は「羊飼いの針」という意味。スカンディクス・ペクテン-ヴェネリス Scandix pecten-veneris でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、長い実をつけ、セリに似ていることから。属名はギリシャ語で「針・刺」を意味している。種小名は「ヴィーナスの櫛」の意」の意。
ナガミセリモドキはセリ科の 1年草である。草丈は 30~60㎝ 程度となる。全草無毛。葉は、長さ 10㎝ 程度の 3~4 回羽状に裂した複葉で、最終の裂辺は線形となり、葉柄の基部は茎を抱く。原産地では、2~4 月頃開花する。茎頂に複散形花序を出し、白色 5 弁の小花を多数つける。花弁の大きさは不同で、2 個が大きく、他の3 個は小さくなる。花には長さ 5㎝ 程度の嘴状果実をつける。本種は、我が国では本州:関東以西で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)