オオバコ科、Plantaginaceae、キンギョソウ属、地中海沿岸地域原産、多年草、
学名:Antirrhinum meonanthum、
葡名:Bocas-de-lobo、
2015年6月13日、2016年6月16日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ポルトガルでは比較的標高の高い場所に自生。半日陰の水際などを好む。
草丈は 50cmから 1mほど。
花の直径は 2センチほど。金魚の様な花を穂状に連なって咲かせる。
種は微細だが性質は強健で、こぼれ種でよく増える。
株元から枝分かれして、大株になることもある。年月が経つにつれて、茎が木質化する。アンティリヌム・メオナントゥム Antirrhinum meonanthum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の anti(=代用する)と rhinos(=鼻)の合成語で「鼻に似ている」の意。種小名の語源不詳。
アンティリナム・メオナントゥムはオオバコ科キンギョソウ属の多年草である。本種は、イベリア半島の固有種で、標高 0~1600m 程度までというかなり高低差のある垂直分布域を持つ。自生地は岩礫質或いは砂礫質な土壌地帯である。草丈は 50~120cm 程度となる。茎は直立し、概して単幹であり、希に分岐することもあるという。茎下部は、年数を経ると木質化する。葉は、長さ 1,5~6㎝、幅 0,5~2㎝ 程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では葉柄状の狭まり茎に互生する。茎や葉には短細毛が密生する。4~6 月頃、茎上部に穂状花序を出し、径2㎝程度で淡黄白色の花を多数つけ、下方から上方へと咲き上がる。(GKZ植物事典より)