マメ科、Fabaceae、オノニス属、ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Ononis cristata、
英名:Mount Cenis Restharrow、葡名:Joina-das-areias、
2013年5月23日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2015年5月6日、コスタ・アズール地方で撮影、
オノニス・クリスタタ Ononis cristata の花。表示名は学名の音読み。
1,600〜3,600m の石灰質および珪質質の基質上で生育する。
草丈は 5~20cmほど。
よく似た花のオノニス・スピノサには棘があるが、オノニス・クリスタタは剛毛に覆われているが、棘はない。開花期は 6月から7月。オノニス・クリスタタ Ononis cristata でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ古語の植物名から。種小名は「鶏冠状の」の意。
オノニス・クリスタータはマメ科の多年草である。本種は、アルプスやピレネー山脈等の亜高山帯~丘陵帯で、岩礫質な土壌に自生の見られる野草である。茎は地を這った後に斜上する。茎の基部は木質化する。全草が白色の軟細毛で覆われる。草丈は 5~25㎝ 程度となる。葉は 3出複葉で、小葉は楕円状で、縁部には明瞭な鋸歯を持ち、先端部は円頭となる。6~9 月頃、葉腋に径 1,2~1,5㎝ 程度のマメ科特有の蝶形花をつける。端弁は桃色で、表面に濃桃色の条紋が走る。翼弁は淡桃色~白色となる。花後の果実は長さ 1㎝ 程度の円筒形で、中に 1~1,2㎜ 程度で茶色い種子を 6 個内包する。(GKZ植物事典より)