ナデシコ科、Caryophyllaceae、ウシオツメクサ(スペルグラリア)属、地中海沿岸地域、ユーラシア大陸温帯地域原産、
学名:Spergularia media、
英名:Media Sandspurry、Greater Sea-sprrey、Greater Sea-spurrey、Sand Spurrey、
葡名:Sapinho-das-areias、
2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、
スペルグラリア・メディア Spergularia media の花。表示名は学名の音読み。種小名のメディアは media=medium=ラテン語で、中間の median、平均した average、標準、中央 middle、基本種という意味だが、スペルグラリア・ルブラに比べると、自生は少ない。
花の直径は3ミリほどで、スペルグラリア・プルプレアよりももっと小さい。
一緒に咲いている濃ピンクの花は、スペルグラリア・プルプレア Spergularia purpurea。
葉は線形で多肉質で、根生してロゼットを形成する。スペルグラリア・メディアSpergularia media でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はラテン語の spargere(=撒き散らす、散布する)を語源とする。種小名は「中間の」の意。
スペルグラリア・メディアは、ナデシコ科の多年草である。茎は地を這い、分枝をしながら広がりを見せる。草丈は 15~30㎝ 程度となる。茎・葉ともに繊毛が密生する。葉は、多肉質な線形で、長さ 1~2㎝、幅1㎜程度、先端部は尖り、基部は茎を抱き、対生する。5~8月頃、葉腋から径 2㎜ 程度で淡桃色の5弁花をつける。花後には長さ 1,5~2㎜ 程度の蒴果をつけ、熟すと開裂して内包した種子を撒き散らす。種子は径 1㎜ 程度のほぼ球状で暗褐色となる。(GKZ植物事典より)