モクセイソウ科、Resedaceae、セサモイデス属、スペイン・ポルトガル・フランス・イタリア・チュニジア・アルジェリア・モロッコ原産、多年草、
学名:Sesamoides purpurascens、
西名:Gualdilla、葡名:Reseda-de-parda、Estrêta、
2014年10月10日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年7月17日、2017年7月12日、ベイラ地方で撮影、
セサモイデス・プルプラスケンス Sesamoides purpurascens の花。表示名は学名の音読み。
草丈は 30 センチほど。
山岳地帯の茂みの多い岩場などで生育。
セサモイデス・プルプラスケンス Sesamoides purpurascens でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の sessem(=ゴマの古名)と oides(~のような、似ている)の合成語から。種小名は「帯紫色の」の意。
セサモイデス・プルプラスケンスはモクセイソウ科の多年草である。本種は原産地の項に記した地域で、標高 800m 以下の日当たりの良い未開拓地に自生する野草である。概して、岩礫質な土壌や砂壌地を好むと言う。茎は多数根出する。茎には疎らに刺がある。草丈は 15~60㎝ 程度となる。茎下部は木質化する。茎基部での葉は、長さ 10~35㎜ 程度の狭楕円状で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部は茎を抱き、互生する。茎葉は 7~20㎜ 程度での線状披針形で、茎上方に行くほど葉は小さくなってゆく。4~7 月頃、茎頂に長い花穂を出し、径 5~8㎜ 程度で白色の花を下方から上方へと咲き上げる。花の中央部は赤色を帯びる。花序上部の茎は赤味を帯びている。(GKZ植物事典より)